おそらく私は、今までの人生で最大の試練に直面しています。2月22日のこちらクライストチャーチにおける大地震で、大きな被害と苦しみに遭いましたが、日本に住む多くの愛する方々からの祈りと励ましに支えられてきました。実際、試練のただ中にいる方が、その様子を知らされながら何もできないでいるよりも精神的に楽なような気がします。しかし今、私たちは、私たちの愛する祖国日本が、過去にない大地震と津波の被害によってうめいているのを聞いています。私たちのために祈り、支えてくださっていた愛する方々のうめきを聞かされています。今や私たちは、目の前にある外側からの重圧と、届くことのできない、日本におられる方々に対する内側からのうめきに、押しつぶされてしまいそうです。
力と愛と慰めに満ちた、父なる神よ。今、どうぞ、私たちの声にならない叫びを耳に入れ、私たちをあわれんでください。この地にあなたの義を行なってください。あなたは、あなたが造られたこの地とあなたの民とがうめいているのを見て、何とも思われないのでしょうか?私は今心を注ぎだして、あなたを待ち望んでいます。私たちの助けは、他でもない、あなたから来るのですから。あなたを恐れることのなかったこの国を今あわれんで、真の悔い改めへと導いてください。あなたのしもべたちを今立ち上がらせ、愛の使者、和解の使者として用いてください。捕らわれ人を解放し、傷ついた者を癒し、絶望に打ちひしがれている人々にいのちと希望を与えるために。
また、どうぞ、今日私がなすべきことを教えてください。そしてそれを成し遂げることができるように、上よりの愛と力とを注ぎ給え。主イエスの名によって、アーメン。
お知らせ
2023年7月16日 「もっとすぐれた希望」
礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ 「もっとすぐれた希望」 (16/07/2023) [へブル人への手紙 7章11~19節] ◆メルキゼデクに倣う祭司 ・メルキゼデクは、レビ人から祭司を任命するようにと律法が定めるずっと以前に「いと高き神の祭司」として仕えていた。これは、神がイスラエルの民に律法を与える前から「律法に優るもの」を意図していたことを示す。 ・そもそも『祭司』には「神と人とを仲介する」という役割があるが、このことを究極的に成し遂げたのは『イエス・キリスト』。[Ⅰテモテ2:5-6] 旧約聖書の時代と、それ以降の『祭司職』を比較すると下記のようになる。 祭司職 = レビ人(不完全) ―― 律法による 永遠の(メルキゼデクに倣う)祭司 = イエス・キリスト ―― 新しい律法 ◆「肉の律法」から「御霊の律法(法則)」へ(ローマ8:3-4) ・『律法』と聞くとつい「守るべきルール」をイメージしてしまうが、本来『律法』とは『文字』ではなく、「神のみこころ」である。そして『御霊』は「文字通りに律法を守らせようと働く」のではなく、「神が本来願っている存在(キリストの似姿)へと、私たちを造り変える」のである。[Ⅱコリント3:18] ・「内に住まわれる御霊」を見失うことなく(Ⅰコリント3:16)、互いに励まし合いつつ、『来たるべき日』を待ち望もう! ✰今週のチャレンジ: 『神の御霊』が内に住んでおられることを忘れていませんか? ◎更に深い学びのために ①メルキゼデクが、民に律法が与えられる前から「いと高き神の祭司」として仕えていたことは何を示しますか? ②『律法』とは、本来何を示すために与えられましたか? 『聖霊』と『律法』の働きの共通点と相違点は何ですか? ③「恵みの時代」に生きる私たちが気を付けるべき点は何でしょう? そのためにどんな対策が考えられますか? Outline of the sermon “A better Read more…
7 Comments
Junko · 2011-03-13 at 3:09 pm
先生、金曜日の夜に日本の地震のニュースを聞いてから、ニュースを見るたびにどんどん状態が悪化していくようです。肉親の無事は確認できたものの、見るも無残な津波後の残骸に、声も出ません。わたしも先生の祈りに心を合わせて祈らせていただきます。
hiroko nakamura · 2011-03-16 at 3:06 am
中村康志の妻の洋子です
東北地方で起きた地震の犠牲に私の大事な家族が亡くなりました。
ニュージーランドから帰国したばかりで仙台に地元の工事に
従事していましたが、運悪く重機の下敷きになってしまいました。
かつてNZの方々にはお世話になっていたようですので
この場をかりてご報告いたします。
Junko · 2011-03-16 at 11:58 am
洋子さん、驚いて声も出ないほどです。康志さんが?!ご自宅は長野でしたよね?仙台でも地震関係の援助のお仕事をされていたのでしょうか?(余震で亡くなられた?!)こちらで康志さんを知る方たちに伝えておきます。ご冥福を祈るばかりです。大変な時にご連絡いただきありがとうございました。洋子さんのためにもお祈りしています。
Shibusawa · 2011-03-16 at 12:30 pm
洋子さん、初めまして。クライストチャーチJCF牧師の渋沢です。大きな悲しみの中ご連絡をくださり、本当にありがとうございます。ご主人・康志さんが、この大切な思い出の地クライストチャーチにまで来てくださり、尊い働きを成してくださったことを大変誇りに思っています。直接彼とお会いしてお話することができなかったことが、とても悔やまれます。最後の最後まで人々のために活動していた康志さん、そして今彼の亡き後様々な困難や喪失感と戦っておられる洋子さんを初めご家族やご友人の方々の上に、神様からの限りない慰めと癒しの御手が共にあるように、祈ります。
michie · 2011-03-17 at 10:49 am
洋子さん
お知らせにびっくりしています。康志さんのことは、彼がこのクライストチャーチに滞在されていたころ、我が家にもバイブルスタディに来てくださったりしていたので、よく覚えています。最近このJCFのサイトを通して、再び接点ができたばかりのところでした。クライストチャーチの救援にも来てくださったばかりでしたのに。彼の心の優しさが、身に浸みて感じられます。洋子さん、お子さんのこともあり…なんと言っていいかわかりません。神様からの力が洋子さんを包み、支えてくださいますようにと、切にお祈りしています。
マシー · 2011-03-31 at 9:01 pm
はじめまして。こちらのサイトの写真などを拝見しいつも暖かな
気持ちになっております。ありがとうございます。
東北太平洋沖地震・被災地での救援レポート・ブログをご紹介します。
〝 http://blog.goo.ne.jp/flower-wing
JKTS
被災地へ医療スタッフとして行ってきました。
短い間でしたが貴重な体験となりました。 〟
Junko · 2011-04-01 at 1:18 am
マシーさん、被災地での記録、全て読ませていただきました。遠くNZからでは、やはり報道の域でしか現地の状況がつかめませんでしたが、瓦礫周辺、避難所や病院での様子が詳しく書いてあり、ニュースの画像を見るよりもよくわかった気がします。被災地での体験をシェアしてくださり本当にありがとうございました。