2012年2月19日 天に属する者と地に属する者

         説教あらすじ 「天に属する者と地に属する者」       (19/02/2012) ◎[ヨハネ8:21-27]  ◆イエスはここで「天に属する者」と「地に属する者」の違いをいくつか指摘している。 天に属する者(イエス) 地に属する者(生まれながらの私たち) ・去って行く(天に帰る) ・自分の罪の中で死ぬ           [21節] ・上から来た  ・この世の者ではない ・下から来た  ・この世の者       [23節] ・遣わされた者  ・父から聞いたことを告げる ・さばかれるべき者             [26節] *イエスは、信じる者を「天に属する者」へと生まれ変わらせる。[24節] ◆では、「イエスとは誰なのか?」[25節] ➝ イエスが言わんとしていた3つのポイント ①「あなたがたは、今のままでは自分の罪の中に死にます。」    ・今の世でも、後に来る世においても、神と断絶したまま。[ヨハネ8:19] ②「わたしを信じるなら『天に属する者』として生まれ変わります。」[ヨハネ3:3, 1:12-13]    ・特権:神からのみ与えられる特別な権利。  神はこのためにイエスを遣わした。 ③「天に属する者として生まれ変わると、『人生の視点』が変わります。」    ・以前は「自分を喜ばせること」が中心。神や人々はいわばその道具にすぎない。目的達成指向。      ➝ 「神との関係の中で生きること」が喜び。人生はその喜びの表現にすぎない。 ※イエスは「私たちを天国に行けるようにするため」に来られたのではない。「神との関わりの中で、天に属する 者としての喜びをもって生きるようになるため」に、模範を示され、そして十字架にかかられた。 ★「神の国はあなたがたのただ中にあるのです!」[ルカ17:21]     Outline of the sermon     “The heavenlies & the earthlies.”    (19/02/2012) ◎[John 8:21-27]  ◆ Read more…

2012年2月12日 イエスの証言とさばき

         説教あらすじ 「イエスの証言とさばき」       (12/02/2012) ◎[ヨハネ8:12-20]  ◆「わたしは世の光です」[12節] ・イエスの大いなる点の1つは、「あそこにOOがある」とは言わずに、常に自分を指し示したこと。しかしパリサイ 人はこの証言を認めようとはしなかった。(13節) だが、後に人々はこう言った。[ヨハネ10:41] ◆イエスの証言を正しく判別するには、次のことが必要   ①先入観を捨てる  ②よく聞き、観察する  ③正しい良心をもって判別する ◆イエスは「わたしは世の光です」とおっしゃった。この真意は? [ヨハネ1:4-5, 3:17-21] ①やみは決して光に勝つことはできない。 ②『光』=神の義と救い, 『やみ』=罪とさばき (この2つはセットであり、切っても切れない)    「罪にしがみついていたい人(罪を認めない人も)」と「罪から離れたいと思う人」に決定的な差が生まれる。 ◆もう1つの驚くべきこと  「イエスは、さばかない」[15節]   ・人は自分や社会にとっての損得勘定に従ってさばく。しかしイエスはだれをもさばかずに、ただご自身の光 の中に招き入れる。この光の中にとどまる者は、「罪の赦し」・「死んだ行いからの解放」・「いのち」を得る。 *イエスのもとに行こう。人の評価をひとまず脇に置いて、1人で彼のことばに耳を傾けよう。彼は決してあなたを さばかない。その光の中に招き、罪を示し、悔い改める者に、赦し・罪から離れる力・いのちを与えてくださる。   Outline of the sermon     “Jesus’ testimony & judgment.”    (12/02/2012) ◎[John 8:12-20]  ◆「I am the light of the world.」[Verse 12] ・One Read more…

2012年2月5日 信仰とヒューマニズム

メッセージをダウンロードして聴く          説教あらすじ 「信仰とヒューマニズム」       (05/02/2012) ◎[ヨハネ8:1-11]  ◆「オリーブ山」[1節]:ゲッセマネの園がある。イエスがエルサレムにいた時には、好んで『祈り場』として用いた。 ◆[2~5節] ・場所は『宮』だったので、本来なら「姦淫の現場で捕らえられた女」を連れてくるべき場所ではない。 ◆「イエスを告発する理由を得るため」 [6節]  ①もし「見逃してやりなさい」と言うなら、「モーセの律法に反する」と告発できる。  ②もし「石打ちにしなさい」と言うなら、「勝手に死刑にしてはならない」というローマの法を犯すことになる。 ◆[6~9節]   ・ここで「イエスが何を書いていたか」は問題ではない。彼はこの行為によって人々の注目を女から自分へと移 し、更に「あなたがたのうちで罪のない者が…」の語によって、彼らの意識を自分自身の内側へと移させた。 ◆[10~11節]   ・「婦人よ」は、母マリヤにも用いた、愛を込めた語りかけ。パリサイ人はこの女を『道具』のように用いたが、 イエスにとっては、その罪を代わりに負おうとしている『迷える子羊』。 人々が真に取るべき優れた反応は、 自分をこの女と同一視し「私も赦されるべき存在です!」とイエスの許にとどまることだった。 *そう、私たちは「自分は赦されるべき者である」と自覚しなければならない!  ・「自分には人を責める資格など無い」と考える人はいる。しかしそれは人間関係における妥協策(ヒューマニズ ム)でしかない。しかし「赦されるべき者」という自覚は、自分と神との関係(信仰)から来る。それはこの女同様、 自分たった1人で、あなたのすべてを知った上であなたを赦されるキリストの前に立ってこそ初めて分かる。 ★あなたも「赦されるべき者」です。あなたはこの『赦し』を日々イエスから受け取っていますか?     Outline of the sermon     “Faith and Humanism.”    (05/02/2012) ◎[John 8:1-11]  ◆「The Mount of Olives」[Verse 1]: This is Read more…

(35) 彼らが自分たちの間で自分を量ったり、比較したりしているのは、知恵のないことなのです。

「人生成功の秘訣」は、必ずしもその人の能力や学歴によるとは限りません。優れた業績を残した『ニュートン』や『アインシュタイン』は学生時代落ちこぼれでした。では「人生の成功」に欠かせない要素とは一体何でしょう?それは、次の質問にしっかりと答えることから始まります。「私はたった1度きりの私の人生を通して、一体何をやり遂げようか?」 この全地を造り、私たち1人1人を創造なさった神様は、私たち1人1人にユニークな目的をもってお造りになりました。「どうしてもあなたと一緒に実現したい!」という熱い思いと共に、あなたをこの世に生み出したのです。それなのに、私たちはあまりにも簡単に他の人の夢に引きずられたり、自分の可能性を低く見積もって安易なゴール設定に甘んじたりします。たとえどんなに偉大な可能性を秘めていても、その本人がそれを信じることなく、逆に「自分は大した人間じゃない。とてもOOさんのようにはなれっこない。」という確信のもとに生きるなら、確かにその通りになるでしょう。 今、周りを見ることをちょっと止めてみませんか?そして『上』を、すなわち偉大な計画をもってあなたを」お造りになり、今日も身を乗り出して熱いエールを送ってくださっている神様の眼差しを見つめてみましょう。「神様、あなたは私のために、どんな計画を持っていらっしゃるのですか?」そう、祈りの中で尋ねてみましょう。そうすれば、きっとあなたが今まで思い浮かべたこともなかったような『心躍らせる夢』が、あなたの思いを喜びでいっぱいにするに違いありません。

2011年12月04日 知識と信仰

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ 「知識と信仰」       (04/12/2011) ◎[ヨハネ7:25-36] *ここに5種類の人々が登場している。 ①エルサレムのある人たち [25-27節] -いろんなことを知っているらしい。   ・イエスの反応 [28-29節] 「わたしは、あなたがたが知らないことも知っているよ。」   ・人々の反応 [30節] 自分のプライドの故に「カチン」ときた。➝ [Ⅰコリント8:1-2] ②群衆 [31節] - イエスを信じた。「自分よりも優れたもの」を見たから。(但し、以前として『奇跡』に依存) ③祭司長・パリサイ人 [32節]   ・イエスを捕らえようとした。(群衆の様子を見て、「自分たちの立場が危うくなる」と感じたから。) ④ユダヤ人たち [35-36節] ①の人々とほぼ同じ。   ・イエスについて互いに論じたが、イエスご自身のもとへは行こうとしない。    (自分たちの理解を越えたことに遭遇しても、神を求めず、自分たちの知識の範囲内で理解しようとする) ◆①~④の人々を観察して分かること。 ・「どれだけのことを知っているか?」ということよりも、「それらが何のためにあるのか?」を知っておくこと の方が重要。➝ [箴言1:7] ⑤イエス [28-29節]     ・神に基づいて「自分が何者であるか」を理解していた。神との関係を無視しては、自分の存在理由なし。これは危険 なように見えて、実は最も安全。「神がお許しにならない限り、危険なことは起こらない」と知っているから。[30節] ★まず「主を恐れる(神がすべての源)」ことを知ろう。 そしてその「初めの知識」を土台に、自分の知識や判断・行動を積み上げていこう!  Outline of the sermon      “Knowledge & Faith” Read more…