説教あらすじ「神がウリピブ島でなさった3つのこと」(26/12/2010)
*私たち家族がバヌアツの『ウリピブ島』で宣教師として働いていた時の神様の偉大なわざについての証し。
◆どうして『ウリピブ島』へ行ったのか?
・『ウリピブ語』に翻訳された聖書を読めるように、島の人々に『読み書き』を教えるため。
・聖書のないキリスト教信仰は、『異教』に変化してしまうから。
◆ 『ウリピブ島』で私たちを待っていたのは、「何もできない自分」との出会いだった。
・言葉も文化も生活習慣も、全く分からない『無能な』自分。この時、祈りの中で与えられた聖書の
ことばが、[ヨハネ5:19]だった。
◆ 何もできなかったが、ただ「見ること」ならできた。島での生活の中で3つのことを見つけた。
①せっかく『ウリピブ語』に翻訳された聖書は、全く読まれていない!
②家の目の前にある『遺跡』のようなものは、実は建築途中で挫折した『教会堂』だった!
③島の人々は、メチャクチャ「歌うことが好き」だった!
*この「歌うことが好き」な性質を用いて、賛美歌の『ウリピブ語翻訳作業』が始まり、このことをきっ
かけにして、人々が「読むこと」に興味を持ち始め、更に、ウリピブ語で聖書を読み始めた!
(これが、神様がなさった、第1番目のこと)
◆ 島の教会には『青年会』があったが、『青年』は1人も集ってはいなかった。
・1999年のクリスマスの夜に、刃物を振りかざした青年の「殴り込み事件」があった。この青年の
名は『ウソレ』。
・この『ウソレ』がやがて、ひょんなことから教会の青年会のリーダーになり、教会の青年会が復活した。
・ウリピブ語に翻訳された聖書のみことばと聖霊の働きとにより、青年たちが、他の島々へとアウト
リーチを始めた。(これが、神様がなさった、第2番目のこと)
◆ 建築途中の『教会堂』は、労働力不足・予算不足、そして「ブリックの材料のための砂の不足」のため
に廃れていた。しかし、人々が『ウリピブ語』で聖書を読み始めたことを通して、少しずつ「砂集め」が
再開されていた。
・そんな時の「台風直撃」。しかし、台風が、大量の砂を運んできた! そして、青年会の回復も手伝っ
て、ブリックがてっぺんまで積み上がった。 しかし、ここで再び『屋根の材料』のための予算不足。
◆ しばらく島を離れていた1人の「高校の教頭先生」が「学校の寮の建設のアルバイトの話」を持って
きた。青年会が快諾し、12人で出かけていった。
・忠実な働きぶりと、毎晩の礼拝の様子を見て、学校側が、予算20万円をそっくりくださった!
そしてそのお金で屋根が出来上がった!(これが、神様がなさった、第3番目のこと)
◎神様は、ご自身のみことばによって「人々の心の中の『神の家』」をまず建て上げ、その後で、「ご自分を
礼拝させるための『神の家』」を建てさせてくださった。
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