説教あらすじ 「『善』と『悪』の見分け方」(24/01/2021)
[マルコ 3:1~6]
◆律法にかなっているのは?[4節]
・ユダヤ社会の律法理解では、「安息日の労働」は禁じられており、「病人の治療」は『労働』とみなされていた。
・イエスは「労働か否か」というあやふやな基準ではなく、「善を行う(いのちを救う)こと」か、それとも「悪を行う(殺す)こと」かという『絶対的基準』で彼らに迫った。しかし彼らは「黙って」、ただイエスの行為のみに関心を払った。
◆イエスの「怒り」と「嘆き」 [5~6節]
・パリサイ人たちにとって『善』とは「律法を(自分たちの基準で)守ること」であるにもかかわらず、イエスが安息日に
人を癒した結果、律法に逆らって「イエスを殺すこと」を計画し始めた。このように「自分たちの都合に合わせて『善悪』、そして『神』や『律法』までも定義しようとする態度」 に、イエスは深い「怒り」と「嘆き・悲しみ」を抱いた。
・神が求めておられるのは、「形だけの良い行い」ではなく、『関係』である。相手(それが『神』であっても「人」であっても)に直接尋ねることもせずに、自分の経験や勝手な思い込みによって「良い行い」をしようとしても、それは神を喜ばせない。神が喜ばれるのは、私たちが「ご自身との『愛の関係』」、また「人々との『愛の関係』」に生きること。
✰今日のキーワード: 『関係』は 『善行』に先立つ
◎学びを深めるための質問
①パリサイ人たちは「律法を守ること」に関して、どのような点において間違っていましたか?
②一般的に言われる『善行』と、イエスが教えられた『善を行うこと』には、どのような違いがありますか?
③なぜ『関係』は『善行』に先立つのだと思いますか? 真の意味の『善行』を行うには、何が必要でしょう?
Outline of the sermon “How to distinguish ‘good’ from ‘evil’.” (24/01/2021)
[Mark 3:1~6]
◆Which is lawful?[Verse 4]
・In Jewish society, they forbid any labor on the Sabbath. And “healing sickness” is considered as “labor”.
・Jesus wasn’t bothered by “is this labor or not?” He was more particular about “saving life” which is more fundamental issue for people. Pharisees did not have ears to hear but only concerned things on the surface.
◆Jesus’ anger and grief. [Verses 5~6]
・Even though their law tells them “not to murder”, Pharisees began to plot to kill Jesus. Jesus got angry and grieved as he saw Pharisees only looking at things in their own perspectives but not God’s.
・“Surface good works” never please God. God is seeking “true relationship”. God is delighted by us coming to meet Him rather than by wiseacres. God wants us to live in “close relationship” with Him and with people.
✰Key word for this week: “Relationship” precedes “good works”.
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