説教あらすじ 「隣人を愛する」 (24/05/2020)
◆自分本位の生き方 [ルカ１０：25~37]
・この箇所は「良きサマリア人の話」として有名だが、この話を「親切な行為の勧め」として捉えるならズレている。
・イエスはこの律法の専門家が、純粋に『永遠のいのちへの道』を求めているのではなく、『自分の正当性』を誇示しようとしていることを察知し、その誤りに気付かせるためにこのたとえを話した。
◆神との『心』の共有 [箴言３：27, ルカ６：36]
・律法の専門家であるなら、他のどの律法にもまさって「隣人を愛すること」が大切[ガラテヤ５：14]だと知っているはず。しかし彼らの日々の生き方は「自分に都合の良い律法理解」を反映していた。
・一方サマリア人は「混血種」としてユダヤ人から隣人扱いされていなかったにもかかわらず、『律法』によってではなく、「あわれみ」によって行動し、結果として律法を全うした。『あわれみ』は神のご性質であり、隣人にあわれみを示す人は神と『心』を共有している。[ヤコブ２：13]
・イエスは「この小さき者の隣人になってくれるのは誰なのか？」 と私たちを招かれる。真に隣人を愛することは「キリストがご自身の愛を表現するために、自分を用いようとしておられる」と自覚することから始まる。
✰今日のキーワード： 「あわれみの器」
◎学びを深めるための質問
①主イエスが「良きサマリア人のたとえ」で知らせようとしておられた『真理』とは、どのようなことでしたか？
②私たちが聖書の中の「良い行いに関する勧め」に関して犯しがちな誤解に、どんなものがあると思いますか？
③キリストが自分を通して「ご自身のあわれみを示そうとしておられる」と感じた経験を分かち合ってみましょう。
Outline of the sermon “To love our neighbors.” (24/05/2020)
◆We tend to think of ourselves only. [Luke１０：25~37]
・This parable is not at all “telling us just to be kind to others”. Jesus gave this to “the expert in the law” to let him realize that he could never inherit eternal life if he tried to win it with own strength.
◆Sharing “heart of God”. [Proverbs ３：27, Luke ６：36]
・This expert in the law should have known that “loving neighbors” would sum up the entire law [Galatians ５：14].
・This Samaritan (who was even not counted as “a neighbor” by Jews) did not observe the law but made action out of his “mercy”, eventually fulfilled “the law”. “Mercy” comes from God. When we make action towards our neighbors out of mercy, we are “sharing our hearts” with God. [James ２：13]
・Today Jesus is inviting each one of us like: “Who would become a neighbor to this little one for me？”
True love towards our neighbors are born when we realize “Christ is going to express his love through us”.
✰Key word for this week： A vessel of His mercy.
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