2019年11月17日 「選ばれた神の民」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ        「選ばれた神の民」       (17/11/2019) ◆イエスが『たとえ』で話した理由 [マタイ13:10-17]   ・『神の国』は、この世の価値観と照らし合わせたら「不公平」。それは『神中心』の価値観だから。[ローマ9:15-16]   ・これを「ズルイ!」と感じるのは…①「努力は報われるべき」と思っているから  ②神様のことをよく知らないから    ⇒ 人は「自分のための努力・頑張り」によってではなく、「神のあわれみ」があるからこそ、前に進んで行ける。 ◆本当の幸い   [12~13節] ・「神への信仰と愛」を持っている人は、日々神に近づき、更に与えられる。一方「『神を知ってい     る』と思い込んではいるが、実際は自分自身に頼っている人」は、いつまで経っても神のことが分からない。   [16~17節] ・「人格として現れた神」を知っている、という点で、キリスト以降の人々は旧約聖書時代の偉大な             信仰者や預言者たちよりも恵まれている。しかも1人1人に『神の霊』が与えられている!   ・これだけの特権・祝福が与えられていることに気付かず、相変わらず『自分』に頼り、聖霊の語り掛けに耳を    傾けない者は、『愚か者』。そのような者たちには、警告が与えられている。= [黙示録3:17-20]   *私たちクリスチャンにとって「最も幸いなこと」は、『キリストを持っている』ということ。 ✰今日の大切なひと言: 「内なるキリスト」を見つめる ◎学びを深めるための質問  ①『神の国の価値観』よりも『この世の価値観』に沿って生きるほうが「楽」だと感じるのは、どんな時ですか?  ②あなたにとって「キリストを知っているがゆえの幸い」とは、どんなことですか?互いに分かち合ってみましょう。  ③今の「自分と神様との関係」に満足していますか?またはどんな点において更にその関係を深めたいですか? Outline of the sermon        “Chosen as God’s people.”       (17/11/2019) ◆Why did Jesus taught in parables? [Matthew13:10-17]   ・“God’s compassion” vs “Human effort”. [Romans Read more…

2019年11月10日 「3種類の目」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ          「3種類の目」         (10/11/2019) ◆3種類の目 ― 聖書の様々な場面で「目の話」が出てくるが、どうやら人間には「3種類の目」が与えられている   ①肉体的な目 ― ユダヤ文化においては、『目』は「人の心を映すもの」と考えられていた。     ・「目が澄んでいる」=気前が良い,善意がある。  ・「目つきが悪い」=貪欲 [マタイ6:22-24]   ②イメージの目 ― 想像力を働かせて画像化する。(「ショーウインドウを眺めながら、ボーっとする」とか…)     ・イエスは「情欲を抱いて女を見る者は、心の中で既に姦淫を犯した」とおっしゃった。   ③霊的な目 ― 神からの働きかけによる『啓示』を受け取るため。     ・イエスは「父のなさっておられることを見て行う…」とおっしゃった。[ヨハネ5:19-20]        土台となっているのは、「御父との愛の関係」。⇒ [マタイ6:24,Ⅰヨハネ2:15-16]   *ある「1つの目」が大きく開いていると、「別の目」は見えにくくなる傾向がある。正しい『目』を開いていよう! ◆パウロの祈り [エペソ1:17-19]   ・まず「神を知るため」に、聖霊の助けが与えられるように。   ・『心の目(第3の目)』が開かれて、「この世が与えるもの」よりも、「神からしか受け取ることのできないもの」の    方が、どれほど真に魅力的であるか、を知ることができるように。 ✰今日の大切なひと言: 「開け、『第3の目』!」 ◎学びを深めるための質問  ①あなたは自分の『内面的な目』を自覚することはありますか? それは、どんな時ですか?  ②イエスが「父のなさることを見て…」と言ったのは、どういうことだと思いますか? それは私たちの人生にも起こり得ますか?  ③もし神があなたの『心の目』を開こうとしておられるとしたら、どんなことがそれを妨げていると思いますか? Outline of the sermon        “3 kinds of ‘eyes’.”       (10/11/2019) ◆3 kinds of “eyes’. ― Read more…

2019年11月3日 「信仰の本質」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ          「信仰の本質」         (03/11/2019) [マタイ 9:9~13] ◆取税人マタイの家で [9節] ― 元の名は「アルパヨの子、レビ」(『マタイ』の意味は「主の賜物」)  ・マタイは自宅で食事会を開いた。[10節](友人たちをイエスに会わせたかった?『福音書』を書いたのも同じ理由かも)  ・パリサイ人たちの意識[11節] ― 正統派ユダヤ人は『罪人』との交流禁止。「神の民である我々はこうあるべ   き」という信念が優先。私たちも「クリスチャンは、こうあるべき」は危険。(イエスは「神のあり方を捨てられない」と   は考えなかった。[ピリピ2:6-7]) イエスが人となられたのは、私たちに『神の真の姿』を知らせるため。パリサイ   人が、そんなイエスの行動を「神への冒瀆」と捉えたのは、「自分勝手な神のイメージ」に固執していたから。 ◆信仰の本質 [12~13節]  ・『真実の愛』[13節] 引用元「ホセア書」原文の字義訳は、(神の愛に対する)『誠実な応答』。  ・神が望んでおられる(喜ぶ)のは、私たちの「神に対する勝手な先入観に基づいた行動」ではなく、イエスを通して   現された『神の本質』を個人的に体験し、その愛に対して誠実さ(霊とまこと)をもって応答すること。  ・だからこそ「神を正しく知ること」が何よりも大事。そしてそれに対する「誠実な応答」こそが、『信仰の本質』。この   「真の信仰」がなければ、「神に喜ばれること」はできない。[ヘブル11:6] ✰今日の大切なひと言: 「何よりもまず、『神を正しく知ること』を求めよう!」 ◎学びを深めるための質問  ①マタイ(レビ)の「イエスに従う・イエスを知らせる」という姿勢から学べることは、どんなことですか?  ②パリサイ人たちと同じ過ちに陥らないために、私たちが気を付けておくべきことは、どんなことでしょう?  ③更に「神に喜ばれる者」となるため、神は自分にどんな領域において成長することを求めていると思いますか? Outline of the sermon        “Essence of Faith.”       (03/11/2019) [Matthew 9:9~13] ◆Matthew the tax collector. [Verse 9] ― His original Read more…

2019年10月27日 「罪を赦す権威」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ        「罪を赦す権威」       (27/10/2019) ◆信仰による罪の赦し [マタイ9:1~8] ― 先週話した「死にもの狂いの信仰」の一例   ・イエスは「神と心を1つにして歩む者」として、この中風患者とその友人たちの信仰に強く心を動かされ、喜びの    あまり思わず『罪の赦し』を宣言した。 = 神は何よりもまず「私たちの罪の問題」を解決したい!   ・律法学者たちは、そんな『神の心』を理解せず、「罪は簡単に赦されるべきではない」(自分勝手な神のイメージ)    に基づいて判断していた。実はこの態度こそ「神を冒瀆」している。= イエスの評価は『悪い考え』。   ・イエスは「罪の赦し」を宣言しただけでなく、さらに分かりやすく『病の癒し』をも宣言され、病人は癒された。 *「霊的(見えない)世界」で起こったことの当然の結果が、「目に見える世界」において現象として現れる。 ◆『罪の赦し』の結果   ・エデンの園には病がなかったことを考えると、「すべての病は罪の結果」と言うこともできる。それ故キリストに    よる『罪の赦し』を信じた人々に、私たちは主イエスの御名によって『病の癒し』を信じて祈ることもできる。 [ヤコブ5:15-16]   健康な教会(キリストのからだ)の営み                ①キリストによる『赦し』を体験する  ②キリストが赦されたように、互いに赦し合う  ③癒しのために祈り合う   ・すべては「今日も生きて働く神がおられる」からこそ起こることであり、「神の栄光があがめられる」ため。[8節] ✰今日の大切なひと言: 「『罪を赦す神』は、病をも癒す。」 ◎学びを深めるための質問  ①『罪の赦し』に関して、イエスと律法学者の間にこれほどの意識のズレがあるのは、どうしてだと思いますか?  ②イエスは何故ここで、いつものように最初から「病の癒し」を行わず、まず『罪の赦し』を宣言されたのでしょう?  ③『キリストのからだ(の1部)』として、教会(あなた自身)にはどんな使命が与えられていると思いますか? Outline of the sermon        “Authority to forgive sins.”       (27/10/2019) ◆Forgiveness by faith. [Matthew 9:1~8] ― This is one of Read more…

2019年10月20日 「キリストの心」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ        「キリストの心」       (20/10/2019) ◆ツァラアトの癒し [マルコ1:40~45] ・この40~41節に出てくる『心』という語は、「望んでいる」とも訳せる。(「あなたが望んでくださるなら…」「わたしは望む」) ・当時ツァラアト患者に触れることは禁じられていたが、イエスはさわった。(患者は恐らく何年ぶりかで人肌に触れた) ・何故イエスは「誰にも話すな(44節)」と言われたのだろう? ①ミニストリーに差し支える?(45節)  ②イエスの目的を誤解される?  ③ツァラアト患者に『正しいフォーカス』を望んだ。 ⇒ 「病気が治る」という現象よりも、「神はわたしを憐れんでくださっている」という『関係』を体験すること。 ◆キリストの心 ― この記事から読み取れる『キリストの心』とは? ①痛む人への憐れみ  ②個人的な関係を好む *イエスはいつも群衆に囲まれていたし、活動期間も限られていたから「効率性を求めていたのでは?」と錯覚 しがち。しかし神(イエス)が求めておられるのは「出来事」ではなく、いつでも『人(の心)』。[Ⅱ歴代誌16:7-9a] ・私たち自身も、信仰生活の中でしばしば『行動(「しなければならない」と思っていること)』に注目してしまう。しかし それは「神との内面的な関係の豊かさ」から自然とあふれ出てくるもの。もしそのような豊かな関係を築けない でいるとすれば、それは「自分が『するべき』と思っていること」にこだわりすぎてしまっているからなのでは? ✰今日の大切なひと言: 「キリストが望むのは、あなたの『心』」 ◎学びを深めるための質問 ①イエスがこのツァラアト患者をご覧になった時の「心の動き」を想像して、互いに分かち合ってみましょう。 ②イエスの「日常における興味」は、どんなことにあったと思いますか? それはあなたのソレとどう違いますか? ③イエスはあなたにどんなことを望んでおられると思いますか? また、あなたはそれにどう答えますか?   Outline of the sermon        “Wll(Heart) of Christ.”       (20/10/2019) ◆Jesus & a man with leprosy. [Mark1:40~45] ・In those days they are not allowed to Read more…

2019年9月22日 「『祈り』への招き」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ       「『祈り』への招き」      (22/09/2019) ◆『祈り』とは? [ルカ11:1] 弟子たちは「イエスの際立った歩みの秘密」は『祈り』にあると嗅ぎつけ、こう尋ねたのだろう。 ・イエスの『祈り』に関する詳しい解説は、[マタイ6:6-15] にある。しかしそもそも『祈り』とは何なのか? イエスは興味深いことをおっしゃった。[7~8節] 「御父は私たちが求める前から、私たちの必要を知っておられる」 では何故『祈り』が必要なのか? ⇒ [イザヤ59:1-2] 私たちの罪(ズレ)のために、私たちの祈りが神に届かない! *クリスチャンにとって… 『祈り』とは、「神との関係を正しい状態に保つための営み」 である。 ◆『祈り』に関する重要事項 ・イエスは弟子たちに「どう祈るべきか(「主の祈り」)」を教えた後、1つだけ『注意書き』を添えられた。[14~15節] ・神が御子を遣わされたのは、「ご自分と人との関係を修復する」ため。そのために不可欠なのが『罪の赦し』。 イエスは、ご自身がまさにこのために来たことを良く分かっていたので、『祈り』について教える時にそのトピッ クに触れずにはいられなかったはず。 ・神はご自分の「御子イエス」によって私たちの罪を赦し、その同じ「御子イエス」によって私たちをご自分に近づ くように招いておられる。『祈り』は、この御父の招きに応える行為。 ・[ヨハネ15:16] 私たちは「出て行って実を結ぶため」、そして「イエスの名によって御父に求めるため」に選ばれている! ✰今日の大切なひと言: 「『祈り』は、『関係』のため。」 ◎学びを深めるための質問 ①どうして『祈り』は「ただ神様に何かを求める」だけではない、と言えるのでしょう? ②今回の説教を通して『祈り』に関して何か新しく学んだことがあったら、自由に分かち合いましょう。

2019年9月15日 「『神の子イエス』と出会う」

メッセージをダウンロードして聴く メッセージをダウンロードせずに聴く 説教あらすじ       「『神の子イエス』と出会う」      (15/09/2019) ◆2つの注目すべきペテロの態度 [ルカ5:1~11] 1[4~5節] 「経験・自分の考え」 vs 「みことば」 ・この時ペテロは「自分の常識」よりも「イエスのことば」を選び、従った。『信仰』は「選択」によって現される。 ・クリスチャンの歩みは「聖い生活」によって特徴付けられるのではなく、私たちの「信仰による選択」によって。 私たちはこの「信仰による選択」によって「私ではなく、キリスト」という『神の国の価値観』を表明している。 ・私たちはしばしば「人々への証」ということに捕らわれすぎて、肝心の「イエスは何と言っておられるか」に思い を馳せることを忘れがち。私たちが聖書を読むのは、「クリスチャンとして、読むべきだから」ではなく、『私た ちの思い』を「この世の常識」から「神の国の原則」へとシフトさせ、『神の国』をこの地に呼び込むため。 2[8節] 「『神の国の権威者(真の神の子)』としての主イエスとの出会い」 ・私たちがこの世において『神の国の民』として「神の栄光を現し続ける者」となるためには、「十字架の愛に対 する感動」だけでなく、キリストを通して現される『神の子としての栄光』と遭遇しなければならない。この「恐る べき権威と栄光」に満ちた方が、すべてを捨てて『人』となり、この地に来られ、十字架の死にまでも従われ た。[ピリピ2:6-8] ここに『真の神の子』による「招き」がある。そして彼らは「すべてを捨てて」従った。[11節] ✰今日の大切なひと言: 「イエスにうまく従えないのは、イエスをよく知らないから」 ◎学びを深めるための質問 ①「自分の考え」と「神のことば」が衝突するのはどんな時ですか?そんな時どうしますか?それは何故ですか? ②「『クリスチャンは、良い人たち』と思われたい」という気持はありますか?それはどこから来ているのでしょう? ③もし『神に対する聖なる恐れ』を感じたことがあるなら、その体験を分かち合いましょう。