2021年6月13日 「悪魔に立ち向かうには?」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「悪魔に立ち向かうには」(13/06/2021) [マルコ 6:6b~13] ◆イエス、12弟子を遣わす   ・ここで主イエスが弟子たちに与えているものは、主に2つ。「悪霊を制する権威」と「持っている物ではなく、与えてくださる方に信頼するように、とのアドバイス」。『福音宣教』とは、単に「人がキリストを信じて天国に行けるよう導くこと」ではなく、「地上における『神と悪魔との支配権争奪戦』への参戦」である。イエスが地上に来られたのは、この戦いに決着をつけるべく、悪魔に決定的なダメージを与えるため。[Ⅰヨハネ3:8] ◆悪霊との対決   ・悪魔の究極的な狙いは、「神様に対する嫌がらせ」。そのために最も効果的なのは、神が愛してやまない私たち人間を神から遠ざけること。現代において悪魔は、文明未発達の「偶像礼拝が盛んな地域」では、聖書の時代のようにあからさまに人々を惑わすことによって、また先進国においては、人々を『物質主義』に没頭させ「神を知り、悪霊を警戒する」という霊的世界に無関心にさせることによって活発に働いている。   ・イエスは「悪霊との戦いには、しばしば『断食』が必要だ」とおっしゃった。[マタイ17:21] 肉体が弱くされることによって「神にだけ頼る者」とされることは、悪霊との対決のために重要な要素である。 ✰今日のキーワード:神への依存 ◎更に深い学びのために  ①イエスが弟子たちを遣わす際に与えた注意事項から、どんなことが分かりますか?  ②『神』『人間』『悪霊』の関係はどのようなものですか? また、イエスはそれにどのような影響を与えましたか?  ③今日、悪霊たちはどのように働いていますか? そのために私たちは、日々どのように備えたら良いでしょう? Outline of the sermon   “How do we resist the devil?”   (13/06/2021) [Mark 6:6b~13] ◆Sending 12 disciples.   ・Jesus sending them(and us) with authority over evil spirits.  We don’t just proclaim “Good News” but Read more…

2021年6月6日 「神のみわざを見るために」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「神のみわざを見るために」    (06/06/2021) [マルコ 6:1~6a] ◆イエス、故郷へ帰る   ・主イエスは「自分は故郷では敬われない」(4節)とご存知でありながら、敢えてナザレを訪問された。故郷の人々の反応は予想通り。(2~3節) 彼らがイエスに『つまずいた』のは、「目の前に見ているイエスの姿」よりも、「ずっと前から自分が持っているイエスに関する知識や記憶」を重視したから。私たちも同様に、自分の知識や経験をもとに「神のみわざや教え」を判別しようとすると、その真価を見失ってしまう。[ヤコブ1:21] ◆イエスの嘆き [6節]   ・ここでの『驚いた』という語がイエスに関して用いられているのは、聖書中2度だけ。もう1つは「百人隊長に現された、異邦人とは思えないほどの『信仰』に感心させられた時」。イエスの深い落胆が感じ取れる。   ・私たちは、「神様のみわざを見たいのに、神様は私の求めに応えてくれない!」と嘆く。しかし逆に神は、「もっとこの地でわたしの力を現したいのに、受け取ってくれる器がない!」と嘆いておられるのでは? [イザヤ59:16,Ⅱ歴代誌16:9]   ・神のみ力は、私たちの「幼子のように純粋で、ひたむきな信仰」に引き寄せられるのである。 ✰今日のキーワード:神は『人』を捜しておられる ◎更に深い学びのために  ①イエスは「自分は故郷では敬われない」と知っていながらも、何故わざわざ故郷へ赴いたのだと思いますか?  ②故郷の人々が「イエスにつまずいた」のと同様な経験(先入観によるつまずき)があったら分かち合いましょう。  ③神はどのような人を捜していますか? また、あなたがそのような存在となるためにどうしたら良いでしょう? Outline of the sermon   “To experience God’s power.”   (06/06/2021) [Mark 6:1~6a] ◆Jesus, visiting his hometown.   ・After many months(or years?) Jesus visited his hometown.  But people there missed this great opportunity by Read more…

2021年5月23日 「ならぬ信仰するが『信仰』」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「ならぬ信仰するが『信仰』」    (23/05/2021) [マルコ 5:35~43] ◆「ただ信じていなさい」   ・この[35節]のことばを聞いた時の会堂司の心はいかほどであっただろう。『絶望』という語が思い浮かぶ。それに対する[36節]のイエスのことばを、彼はどう受け止めたのだろうか?「目の前の現実」と「イエスのことば」のどちらを取るかは、まさに私たちの決断にかかっている。   ・「ならぬ堪忍するが堪忍」ということばがある。「これ以上我慢できない!」という状態に至った時点で、それを超えて我慢するのが、本当の我慢なのだという。「ならぬ信仰するが信仰」。もはや他に希望を置く場所がない。ただ「主イエスのことばだけが頼り」という状況の中で、あきらめることなく「主の語られたことは、必ず成る!」と信じる信仰を神は喜ばれる。[イザヤ55:11] ◆死人のよみがえり   ・イエスにとって『死』は「長い眠りにつくこと」。全ての人は終わりの日に必ずよみがえらされ(目覚め)て、神の前に立つ。その時に「やったー!」と思うか、「しまった!」と思うかは、今をどう生きるか(選択)にかかっている。だからこそ「御声を聞くこと」は重要であり、「聞いたことばを信じて従うこと」が神に対してできる最善なのである。 ✰今日のキーワード:聞いて、従う ◎更に深い学びのために  ①「神のことば」と「目の前の現実」の間で悩んだ事はありますか? その時どうしましたか? 分かち合いましょう。  ②聖書が教えている『信仰』とはどんなものだと思いますか? それぞれ「自分の言葉」に置き換えてみましょう。  ③「終わりの日のよみがえり」を信じていますか? それは今日のあなたの生き方にどう影響していますか? Outline of the sermon   “Do not fear, only believe.”   (23/05/2021) [Mark 5:35~43] ◆Believing what God has said.   ・God sometimes puts us in the situation where is no hope other than Read more…

2021年5月16日 「『信仰』に引き付けられる神」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「『信仰』に引き付けられる神」    (16/05/2021) [マルコ 5:21~34] ◆人々の関心事 [21~29節]   ・湖の向こう岸から帰って来るなり、イエスはまたもや『群衆』に囲まれた。これらの『群衆』が何を求めていたのかは不明。(単なる野次馬?) ともかく彼らは、ヤイロの娘を癒しに出かけるイエスについて行った。   ・『長血(長期に渡る「血の漏出」)』は旧約聖書の記述によると「汚れた状態」。それ故この女は、肉体的にも、精神的にも、経済的にも大きな苦しみの中にあったことが分かる。きっと彼女の中には「神様、何故?」という思いが渦巻いていたことだろう。それでも彼女は、咎めを受けることを覚悟の上でイエスの衣に触った。 ◆イエスの関心事 [30~34節]   ・イエスは周囲の状況や出来事よりも「誰が衣に触ったのか」を知ろうとした。それは「神の力を引き寄せる信仰」を持っている人物を見つけたかったから。イエスはその人物を祝福したかった。   ・女は『全ての真実』を告白した。それは「弁解」というよりも、神に対する自分の誤った理解の「悔い改め」。この女に対しイエスは、慈しみを込めて「あなたの信仰があなたを救った」とおっしゃった。『救い』は私たちの『信仰』に対する神の応答であり、『悔い改め』は、その『救い』を体験した私たちの神への応答である。[へブル11:6] ✰今日のキーワード:『救い』は『悔い改め』に先立つ ◎更に深い学びのために  ①イエスに従っていた『群衆』と、その中に紛れていた「長血を患った女」との違いはどんなところでしょう?  ②この女がイエスの許に辿り着くまで、彼女の「神に対する思い」には、どんな浮き沈みがあったと思いますか?  ③この女の身に起こったこと、またイエスの反応から、神のどんなご性質が分かりますか? Outline of the sermon   “Our ‘faith’ attracts God.”   (16/05/2021) [Mark 5:21~34] ◆Our concern. [Verses 21~29]   ・Jesus was always surrounded by “crowds”.  Some of them were seeking something specific from Read more…

2021年5月9日 「母たちに贈ることば」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「母たちに贈ることば」  (09/05/2021) ◆『母』の影響力!   ・家庭のリーダーであり最高責任者は『父親』であるが、実際的に子供たちと触れ合う時間が多いのは『母親』。そのため当然子供たちは、霊的にもパーソナリティにおいても母親の影響を強く受ける。それ故ぜひ「神を恐れる母親」として、子供たちと次のことを一緒にして欲しい。①みことばを覚える。②賛美する。③祈る。   ・「神を恐れる母親」の責任は、『ことば』においても『行い』においても「キリストを体現すること」。そのための最も強力な実例は、「夫(父親)を愛し、敬い、従う姿」。(キリストが御父を愛し、従われたように) 子供たちは『夫婦(両親)の関係』から無意識のうちに「神に信頼し、従う」とはどういうことなのかを学び取る。 ◆「良き模範」となるために   ・「それは自分には難しすぎる」とか、「ウチは父親不在である」という方々。ハナからあきらめたりしないで、まず自分自身が「神との正しく豊かな関係」をしっかりと確立することから始めよう。また「自分たちには子供はいない」とか、「もう子育ては終わった」という方々も、このJCFに与えられている『子供(若者)たち』は皆、「私たちの子ども」です!彼らが『神との豊かな関係』に生きられるように、まず私たちが日々「みことばと祈り」によって神様と深く結ばれることによって、『生きる模範』として歩んで行きましょう! ◎更に深い学びのために  ①子供たちに対する「母親の影響力」とは、どのようなものですか?  ②私たちはどのようにして、「キリストを体現する」ことができるのでしょう?  ③あなたは今日から、JCFに集う子供たちのための『生きる模範』として、どんなことを意識して行きたいですか? Outline of the sermon   “Gift of words for ‘Mums’.” (09/05/2021) ◆Huge influence of “Mums”!   ・Even though “fathers” are the leaders of home and have ultimate responsibility over their family, “mums” are the Read more…

202152 「イエスに対する反応」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「イエスに対する反応」(02/05/2021) [マルコ 5:14~20] ◆2つの違った反応 [16~18節]   ・住民たちはイエスに「この地方から出て行って欲しい」と言った。目の前に「御国の権威に満ちたメシヤ」がいたにも関わらず、彼らはイエスと関わることを拒んだ。一方、悪霊につかれていた人は、「お供させて欲しい」と願った。非常に対照的。これは現代において「イエスについて聞いた時の人々の反応」にも共通している。ある人々は、できるだけ関わることを避けようとする。自分の今の「そこそこ平和な生活」を変えたくないから。他の人々はもっとイエスについて知ろうとする。それは、「自分の真の必要を満たすものが見出せるかも…」と思うから。 ◆それぞれの使命 [18~20節]   ・使徒たちのように、「家族を離れて、イエスと共に神の国を伝え歩く」という使命を与えられる人もいれば、この男のように「家族の許へと遣わされる人」もいる。どちらにしてもイエスは「その人を通してしか、イエスの真実を聞くチャンスのない人々」へと私たちを遣わす。[ヨハネ20:21]   ・私たちが語るのは「難しい神学的メッセージ」ではなく、「イエスが自分の人生にどのような素晴らしいことをしてくださったのか」という『証し』。私たちは全員が『伝道者』である必要はないが、『証し人』でなければならない。 ✰今日のキーワード:キリストの証人 ◎更に深い学びのために  ①この地方の住民たちと、悪霊につかれていた人との「イエスに対する反応」が違う理由は何だと思いますか?  ②イエスは何故、この男が自分たちに同行するのを許さず、生まれ故郷へと送り返したのでしょう?  ③『伝道』と『証し』はどう違いますか? 私たちはどのようにして「優れた証し人」となることができるでしょうか? Outline of the sermon   “How do you response to Jesus?”   (02/05/2021) [Mark 5:14~20] ◆2 different ways of response. [Verses 16-18]   ・Responses between people and “the man” to Jesus were completely Read more…

2021年4月25日 「『力』の正しい使い方」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「『力』の正しい使い方」        (25/04/2021) [マルコ 5:1~13] ◆「悪霊につかれた人」との出会い [1~4節]   ・「悪霊に憑かれた人」の意識の中には「自分と悪霊」が混在している。悪霊はイエスを恐れているのだから、「墓場から出て来てイエスを迎えた」のは彼自身の意志であろう。   ・悪霊は「誰かれ構わずとり憑く」ことはできない。何かきっかけ(足場)があったはず。考えられることは、この男が恐るべき『力』を持っていたことから、悪霊にとり憑かれる前の彼が「執拗に『力』を求めていた」ことがきっかけとなり、悪霊に自分を明け渡してしまったのかもしれない。しかし今はそれを後悔し、解放を求めている。 ◆神の子イエスvs悪霊 [7~8節]   ・悪霊たちは、私たち以上に『御子イエス』のことを知っており、また恐れている。私たちが悪霊を恐れる必要はない。悪霊たちこそ、「私たちの内におられる主イエス」を恐れている。[使徒19:11-16] しかし、単に「イエスの名を唱えること」には『力』はない。「イエス・キリストの御名による『罪の赦し』を受け、『神の国の権威』の下に生き『御国の福音』を宣べ伝える者」のために、主イエスは「神の国の支配が働いていることのしるし」を現される。   ・[11~13節] イエスは、何千匹もの豚を犠牲にしてでも、1人の男が悪霊から解放されることを選んだ。 ✰今日のキーワード:『人』が尊い ◎更に深い学びのために  ①この男が「悪霊に憑かれる前」と「憑かれた後」の変化を想像し、「悪霊にどう対処すべきか」を考えてみましょう。  ②使徒19章に登場する『巡回祈禱師たち』は、何が間違っていたのでしょう? ここからの教訓は何ですか?  ③ここでイエスがなさったみわざを観察し、『神の国の権威』の正しい用い方について話し合いましょう。 Outline of the sermon       “Right way to use ‘Power’.”      (25/04/2021) [Mark 5:1~13] ◆“A man with an unclean spirit”. [Verses 1-4]   ・Evil spirits cannot possess random people.  Read more…

2021年4月18日 「みことばは成就する」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「みことばは成就する」(18/04/2021) [マルコ 4:35~41] ◆「向こう岸へ渡ろう!」 [35~36節]   ・この2節から分かること ― ①既に夕方だったので、この舟の旅は真っ暗な中。②1艘の舟には弟子たち全員が乗り切れないほど「小さな舟」。③イエスは1日中舟の上にいた。   ・5章の前半を読むと、彼らが「向こう岸」へいたのは短時間だけで、『たった1人の男性』を悪霊から解放するため。恐らくイエスは「御父からの導き」を受け取り、「どうしても行かなければ」と感じていたのであろう。 ◆嵐を静める [37~41節]   ・暗闇の中での『湖上の嵐』は、『死』を意識させる。ここでイエスは「黙れ、静まれ」と権威をもって語ることで嵐を静めた。イエスは同じ権威をもって「向こう岸へ渡ろう」とおっしゃっていたのに、弟子たちには分からなかった。   ・イエスのフォーカスは『嵐』にはなく、「御父が向こう岸に招いておられる」ということだった。イエスは「御父がなさろうとしておられることは、必ず成就する」と知っていた。[イザヤ55:11] イエスは同じ『信仰』を弟子たちにも期   待していたに違いない。[ルカ1:45] 「聖書や祈りを通して『神のことば』に耳を傾ける」ということ、そして「御声を聞き取り、それに従う」という『信仰』は、とてつもなく重要なことなのです! ✰今日のキーワード:God is in control! ◎更に深い学びのために  ①この聖書箇所を読んでの第1印象は何ですか?(「イエスの力あるわざ」,「弟子たちの不信仰」など)  ②イエスは何故出発を翌日まで待たなかったのだと思いますか? 弟子たちも何故反対しなかったのでしょう?  ③この体験を通して、弟子たちに最も印象づけられたことは何でしょう? またそれはどんな意味があるでしょう? Outline of the sermon    “God’s Word never return empty.”  (18/04/2021) [Mark 4:35~41] ◆“Let’s go across to the other side!” Read more…

2021年4月11日 「広く・深く」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「広く・深く」(11/04/2021) [マルコ 4:30~34] ◆からし種 [30~32節]   ・『からし種』は聖書の時代には「最も小さな種の1つ」として知られ、よく例として使われていた。実際『神の国』はイエス・キリストたった1人から始められ、彼に従った「ほんのひと握りの無学な人々」によって広められた。   ・『からし種』は成長すると数メートルの大きさになる。「最も小さな種」が大きく育つためには、当然長い時間がかかり、十分に地中深く根を張る必要がある。『神の国』もそのように、「広さ」と「深さ」において成長する。 ◆『たとえ(謎)』を解く [33~34節]   ・『たとえ』は原文では『謎』。イエスが「たとえ」で語られたのは、「分かり易くするため」ではなく、聞く人1人1人に「自分で深く考えさせるため」。   ・イエスに従っていた者たちの中には、「途中で去った人々」と「最後まで従った人々」がいた。どちらも「悟りの鈍い者たち」だったが、最後まで残った者たちは「今はよく分からないけど、きっといつか分かる時が来る!」という信仰と希望によって踏みとどまり、イエスとの関係を深めて行った。『神の国』はこのように「イエス・キリストとそのみことばを通して神との関係を深めた人々」 によって広がって行ったのである。[詩篇1:2-3] ✰今日のキーワード:根気 ◎更に深い学びのために  ①ここでは、なぜ『神の国』が「からし種」にたとえられているのだと思いますか?  ②私たちが『たとえ』を使う理由と、主イエスが『たとえ』を使った理由とでは、どのように違いましたか?  ③「イエスに従い続けること」の『難しさ』と『素晴らしさ』とを、それぞれいくつかずつ挙げてみましょう。 Outline of the sermon       “Larger and deeper.”       (11/04/2021) [Mark 4:30~34] ◆Mustard seed. [Verses 30~32]   ・Just as “a mustard seed” is very little, the beginning of “God’s kingdom” Read more…