2023年9月3日 「御霊と真理による礼拝」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ   「御霊と真理による礼拝」   (03/09/2023) [へブル人への手紙 9章8~14節] ◆「見える世界」と「見えない世界」(申命記29:29)   ・祭司たちが行っていた「目に見える儀式的礼拝」は、神ご自身を満足させるためというよりは、私たち自身のため。しかし御子イエスは「目に見えない『完全な幕屋』」に入られ、真に神を満足させる「永遠の贖い」を成し遂げられた(11~12節)。それゆえ、この方を通して以外には誰も神の前に出ることはできない。[使徒4:12] そしてまた主イエスが神にささげた『献げもの』は、目には見えない「私たちの内側」にさえ働きかける力がある。◆私たちの『内側』に働きかける神(13~14節)  ・従来の形式的礼拝と、『新しい契約』に基づいた「御霊と真理による礼拝」とでは、次の3つの点で根本的に違う。   ①神主導である: 神は「私たちの気が向いた時だけ」ではなく、いつも私たちを「ご自身を礼拝する者」として招かれる。イエスの十字架のみわざは「救いへの道」であると同時に「真の礼拝への招き」。   ②形式ではない: 自分には「ささげられるもの」も「貢献できること」も何もない、という明け渡しの心。[詩篇51:17]   ③ただ「イエスのゆえに」受け入れられる: 御父に対し完全に従順だった御子イエスの血が私たちに注ぎかけら    れているからこそ、私たちは神に受け入れられ、御前に進み出ることができる。[Ⅰコリント1:28-31] ✰今週のチャレンジ: どこまで「目で見る世界」に捕らわれていますか? ◎更に深い学びのために  ①「地上の幕屋」で行われていた礼拝は究極的に「誰のため」ですか? 何故そのように言えるのですか?  ②御父が私たちに求めておられる礼拝(御霊と真理による礼拝)とは、どのような礼拝だと言えるでしょうか?  ③「御父が求めておられる礼拝」と、「御子が私たちの罪のために死なれたこと」は、どう関係があるのでしょう? Outline of the sermon   “Worship in spirit and truth.”   (03/09/2023) [Hebrews 9:8~14] ◆Visible? Or invisible? (Deuteronomy 29:29)   ・“Visible act of worship” by priests didn’t really satisfy God.  Only sacrifice offered Read more…

2023年8月27日 「『礼拝する』のではなく、『礼拝者』になる」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ   「『礼拝する』のではなく、『礼拝者』になる」   (27/08/2023) [へブル人への手紙 9章1~7節] ◆『第1の幕屋』で起こっていたこと(2,6節)   ・幕屋の構造には、主に「第1の幕屋(聖所)」と「第2の幕屋(至聖所)」とがあり、「第1の幕屋」には祭司たちがいつでも入ることができ、様々な礼拝儀式を行っていた。   ・『礼拝』という概念に関して、主イエスの面白いコメントを見出すことができる。[ヨハネ4:19-23] 『礼拝』は「アクティビティ」を連想させがちだが、この幕屋の2重構造は私たちにそれ以上のことを連想させてくれる。 ◆『第2の幕屋』で起こっていたこと(3~4,7節)   ・「第2の幕屋」には『契約の箱』があった。そしてこの『契約の箱』の中には、モーセがシナイ山で神から受け取った「十戒が刻み込まれた2枚の石の板」が入っていた。まさに「神と人とを結ぶ『契約』」の象徴。そして神はこの『契約の箱』の前でモーセに語られた。[出エジプト25:22] 「第2の幕屋」は『神の臨在』の場であり、私たちにとって「真の礼拝」、すなわち「『聞き従う心』をもって神の前に出る場」なのだ。   ・御子の尊い犠牲のゆえに神に招かれて日々御前に出る。そこにふさわしいのは「祈り」「賛美」「説教を聞く」などのような『行為』ではなく、「1人の礼拝者」として自分自身を御前に差し出すことに他ならない。[ローマ12:1] ✰今週のチャレンジ: あなたにとって『礼拝』は「行為」ですか?「心の姿勢」ですか? ◎更に深い学びのために  ①「第1の幕屋」と「第2の幕屋」の間の大きな違いは何でしたか? 何がその『違い』を際立たせていましたか?  ②主イエスの『血』による「新しい契約」は、私たちの礼拝スタイルにどのような影響を与えたと思いますか?  ③今日神があなたに求めておられる『礼拝』とは、どのようなものでしょう? あなたはそれにどう応答しますか? Outline of the sermon    “Give God spiritual worship.”    (27/08/2023) [Hebrews 9:1~7] ◆Things in “the first section”.(Verses 2, 6)   ・There were mainly 2 sections in the tabernacle and priests were Read more…

2023年8月20日 「『古い契約』と『新しい契約』」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ   「『古い契約』と『新しい契約』」   (20/08/2023) [へブル人への手紙 8章7~13節] ◆「古い契約」と「新しい契約」の違い   ・この「古い契約と新しい契約」というものが「旧約聖書と新約聖書」と呼ばれるゆえん。『契約』というものは両者の合意の上で結ばれるが、聖書が語る『契約』は「神と人」との間で「血が流されること」によって有効となった。   ・古い契約は、「神とイスラエル民族の間」でモーセを通して『動物の血』によって結ばれた。[出エジプト24:7-8]   ・一方「新しい契約」は、御子イエスを通して「神と、イエスを信じるすべての者の間」で結ばれたもので、「イエスが十字架で流された血」によって有効とされ、信じる者は『永遠のいのち』を得る。[マルコ14:23-24] ◆『新しい契約』の特徴(10~12節)   ・ここでエレミヤによる預言が引用されているが、この中に『新しい契約』の3つの特徴を見ることができる。    ①神は「私たちの心(思い)」にご自身の律法を書き記す ― 『キリストの心』が形造られる [エゼキエル11:19-20]    ②すべての者が神を知るようになる ― 個人的な関係の中で「自分にとって神とはどういう方か」を知る。    ③罪が拭い去られる ― 旧約聖書において[出エジプト34:6-7] 新約聖書において[へブル9:13-14]   ・あなたはこの「イエスの血による『新しい契約』によって、神と結ばれていますか? ✰今週のチャレンジ: 自分の力で神の基準に到達しようとしていませんか? ◎更に深い学びのために  ①『古い契約』と『新しい契約』とでは、どんなところがどのように違いますか? また、それはどうしてでしょう?  ②引用されている「エレミヤの預言」や「エゼキエルの預言」から、神様のどのようなご性質が読み取れますか?  ③「『新しい契約』の3つの特徴」を、あなたはどの程度味わっていますか? 互いに分かち合ってみましょう。 Outline of the sermon     “Old covenant & New covenant.”     (20/08/2023) [Hebrews 8:7~13] ◆“Old covenant” and “New covenant”. Read more…

2023年8月13日 「Temporary vs Permanent」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ   「Temporary vs Permanent」   (13/08/2023) [へブル人への手紙 8章1~6節] ◆『永遠の大祭司』イエス(1~2,4~5節)   ・地上の祭司たちは「天の写し」に仕えているにすぎない。しかしイエスは『永遠の大祭司』として「まことの幕屋・聖所」で仕えている。いわば「Temporary」と「Permanent」。   ・「神がモーセに命じられた『幕屋』」というものは、出エジプトの時代に造られた可動式のもの。後に壮大な『エルサレム神殿』がソロモン王によって造られた。これもいわば「Temporary」と「Permanent」。   ・しかし実際は「Permanent」と言っても『永遠』ではない。本物の「永遠の神殿」は、『神ご自身』。[黙示録21:22] そして私たちは本来、この『永遠の住まい』に生きるようにデザインされている! ◆「永遠の関係」のために造られた   ・私たちは「何かをする(活動の)ため」に生まれてきたのではなく、「関係に生きるため」に生まれてきた。地上においては「家族・友人・その他」、そして究極的には『神との永遠の関係』のために。   ・悪魔はいつも「Temporary」な魅力によって私たちを誘惑し、「神との関係」という真の魅力から目を離させようとする。悪魔に騙されないように、いつも「みことばと祈り」を通して『本物』すなわち「神との交わり」を味わおう! ✰今週のチャレンジ: 永遠に保つ『神との関係』に、日々魅了されていますか? ◎更に深い学びのために  ①私たちの人生において、「Temporary」なものと「Permanent」なものは、それぞれどんなものがあるでしょうか?  ②私たちは「どんなことのため」に生まれて来たのでしょう? また、どうしてそう言えるのでしょうか?  ③「Temporary」な魅力に惑わされることなく、いつも『神との関係』に留まるために、どんなことができるでしょう? Outline of the sermon    “Temporary vs Permanent.”    (13/08/2023) [Hebrews 8:1~6] ◆Jesus, our priest forever.(Verses 1~2,4~5)   ・Levitical priests were only serving in “temporary” building for “temporary” purposes.  Jesus came to Read more…

2023年7月23日 「大祭司としてのキリストの卓越性」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ   「大祭司としてのキリストの卓越性」   (23/07/2023) [へブル人への手紙 7章20~28節] ◆『神の誓い』によって立てられた(21~22節)   ・神が「誓われる」とは、どういうことか?神は『契約の主』であり、自由に契約を変更する権利があるにもかかわらず、「ご自身の真実さ」と「私たちへの誠実さ」の故に、決して契約を変更することなく、必ず成就なさる。ここに父なる神の驚くべき「恵みと謙遜」が現されている。   ・またイエスは「契約の保証」となられた。すなわち「私たちと御父との『仲介人』」となってくださっただけでなく、私たちがキリストを救い主として受け入れた瞬間から永遠に至るまで、いつも「私たちと御父との妨げられることのない関係の『保証人』」となってくださるのである! ◆永遠で完全な大祭司(24~25節)   ・民のために不完全ないけにえを繰り返しささげていた祭司たちと違って、主イエスは私たちのために、ご自身を「たった1度だけの罪のない完全ないけにえ」として献げてくださった。しかもキリストは今も(永遠に)生きておられ、弱く不完全な私たちのために、日々御父の前にとりなしておられる。彼は今日も「ご自身によって神に近づく者」を完全に救うことができる。この方こそ、私たちが全幅の信頼をおくことのできる『人生のパートナー』なのだ! ✰今週のチャレンジ: あなたはキリストに、日々どれほど注目して生きていますか? ◎更に深い学びのために  ①主イエスはどのような点で「卓越した大祭司」と言えるのでしょうか?  ②何故神は、ご自身の『契約』に対して、わざわざ自ら「誓われる」のだと思いますか?  ③このような大祭司が与えられていることは、あなたの人生にどのような違いをもたらしますか? Outline of the sermon    “Jesus, an outstanding high priest.”    (23/07/2023) [Hebrews 7:20~28] ◆He was appointed with an oath of God.(Verses 21~22)   ・What makes God swears for His covenant?  Because of His “faithfulness” towards Himself and Read more…

2023年7月9日 「神の祝福と私たちの応答」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「神の祝福と私たちの応答」    (09/07/2023) [へブル人への手紙 7章1~10節] ◆神からの祝福を受けたアブラハム   ・7章では『メルキゼデク』という人物が「イエス・キリストの型」として描かれている。そして今日の箇所では、このメルキゼデクに「イスラエル民族の始祖であるアブラハムが10分の1をささげた」ということに注目している。この事実にどんな意味があるのだろうか?[創世記14:17-23]   ・「10分の1のささげ物」という概念はモーセ以降に定められた。しかしアブラハムは既にそれをささげ、『いと高き神の祭司』であるメルキゼデクから特別な祝福を受けている。この祝福はそれ以前にアブラハムが神から直接受けた祝福に呼応している。[創世記12:1-3] ここに「祭司メルキゼデク」の特筆性がある。[1~3節] ◆アブラハムの信仰に倣う   ・メルキゼデクは『義の王』であり、『平和の王』でもあった。この「義と平和」というのは、まさに私たちが主イエスを通して神から受ける『救い』の中心的な要素。彼はまさしく「イエス・キリストの型」であった。[ローマ5:1]   ・私たちも『信仰の父・アブラハム』に倣い、①神からの祝福を受け、②個人的な信仰の応答として「10分の1」をささげ、また神の祝福を更に多くの人々に受け継がせるために③神の示す地へと大胆に出て行こう!✰今週のチャレンジ: あなたは「神の祝福」にふさわしい『応答』をしていますか? ◎更に深い学びのために  ①今日の箇所を見る限りでは、メルキゼデクはどのような点で「イエス・キリストの型」ということができますか?  ②あなたは今までにどのような『神の祝福』を受けましたか? それに対しあなたはどのように『応答』しましたか?  ③『神の祝福』に対する「ふさわしい応答」とはどのようなものでしょう? それはどんなことから分かりますか? Outline of the sermon    “God’s blessings and our responses.”    (09/07/2023) [Hebrews 7:1~10] ◆God blessed Abraham.   ・Melchizedek is the main character in this chapter.  He is described as “a resemble of Christ”.  Abraham Read more…

2023年7月2日 「神の約束と誓い」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「神の約束と誓い」    (02/07/2023) [へブル人への手紙 6章13~20節] ◆約束を守られる神   ・聖書の神は「約束をし、それを必ず守る方」。但し、私たちの地上で生きている間に成就するとは限らない。   ・神はアブラハムに厳しい試練を通らせた後で「あなたの子孫は必ず星や砂のように増え広がる」と『ご自身に   かけて』誓われた。[創世記22:16-17] アブラハムは自分が生きている間にはそこまでの成就は見なかったが、きっとこの神の約束を疑うことはなかったであろう。この書の著者はユダヤ人クリスチャンに対して「旧約聖書の中にも、神の『新しい契約』の一端が啓示されていること」を示そうとしているに違いない。 ◆私たちの確かな希望   ・この世は「有限な,移り行くもの」ばかりだが、天には『不動のもの』がある。それが「天の神の御座」。イエスはよみがえられて天に挙げられた後、「天の神の右の座」に就き『永遠に変わることのない祭司』となられた。この方にあって私たちは「神の変わることのない誓い」に裏打ちされた『魂の救い』を受けている。[19節]   ・「幕の内側に入る」とは、神殿の『至聖所』、すなわち「神との交わり」へと招き入れられる、ということ。これが「キリスト・イエスによる救い」を受け取った者だけに与えられている驚くべき特権なのである![ヨハネ14:6] ✰今週のチャレンジ: あなたは「神の誓い」に裏打ちされたこの約束に人生を委ねますか? ◎更に深い学びのために  ①「旧約聖書」また「新約聖書」を通して、神はそれぞれ私たちにどんな『約束(契約)』を与えておられますか?  ②神はアブラハムにどのような約束を与えましたか? またそれはいつ、どのような形で成就しましたか?  ③神は御子を通して私たちにどのような約束を与えておられますか? それはどうやって受け取れますか? Outline of the sermon    “God swore as well as promised.”    (02/07/2023) [Hebrews 6:13~20] ◆God keeps His promises.   ・We sometimes fail to keep our promises but God never fails.  The fulfillment Read more…

2023年6月25日 「『永遠のいのち』に生かされる」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「『永遠のいのち』に生かされる」    (25/06/2023) [へブル人への手紙 6章9~12節] ◆『永遠のいのち』とは?   ・「神からの報い」は必ずしもこの地上で受け取れるとは限らない。『永遠のいのち』とは、別の言葉で言うなら「神との親密な関係」。この「永遠の関係」に希望と生きがいを置いているなら、失望させられることはない。   ・12節にある「信仰」と「忍耐」とは、ほぼ同義語。『信仰』とは「神に信頼して待つこと」。「神は良い方で最善をなさるのだから、必ず最善の時に1番良い物をくださる」と信じて「最後まで待つ」のが真の信仰。[へブル10:36] ◆「神との『愛の関係』に生きる」とは?   ・「神との愛の関係に生きる」とは、つまり「日々聖霊によって注がれる愛をもって人々に『愛の行為』を示していくこと」。(マタイ25章の「羊飼いが羊とヤギをより分けるたとえ」) 使徒ヨハネは、こう記している。[Ⅰヨハネ4:12]   ・恋愛中は『最高の喜び』を与えることができるのも『最大の痛み』を与えることができるのも、その恋愛の相手に他ならない。同様に「神との愛の関係に生きる者」にとって、『最高の喜び』を与えることができるのも『最大の痛み』を与えることができるのも、神ご自身であり、また神に対しては私たちである。ある意味「神の痛みを自分の痛みとして感じることができる」、これが「永遠のいのちに生かされる」ということなのである。 ✰今週のチャレンジ: 「自分を喜ばせること」を求めて生きてはいませんか? ◎更に深い学びのために  ①『信仰』と『忍耐』は、どんな共通点がありますか? 何故私たちは「神様に待たされている」と感じるのでしょう?  ②「神との愛の関係に生きる」とは、日々の生活と照らし合わせると、具体的にどのように生きることですか?  ③「神との愛の関係に生きる者」の特徴として、どんな点が挙げられるでしょう? 考えを分かち合ってみましょう。 Outline of the sermon    “Live by God’s given ‘Eternal Life’.”    (25/06/2023) [Hebrews 6:9~12] ◆What is “Eternal Life”?   ・We don’t necessarily receive “returns from God” on the earth.  We live in “Eternal Life” Read more…