2023年2月26日 「完全な救いの創始者・イエス」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「完全な救いの創始者・イエス」   (26/02/2023) [へブル人への手紙 2章10~18節] ◆救いの完成者・イエス (10~15節)   ・[10~12節] 神の意図は、御子を『救いの完成者』とすること。これには、①人々の救い と ②イエスの栄光の両方が含まれる。そのために神は、イエスを「人間と同じような存在(人々の中の長子)」とされた。   ・[14~15節] イエスは「道であり、真理であり、いのち」、すなわち救いに至る『道』であり、その道をどうやって辿るかを教える『道しるべ(真理)』であり、その道を共に歩む力を与えてくださる『同伴者(いのち)』でもある。   ・「悪魔をご自分の死によって『滅ぼした』」とは、私たちの罪のための『身代わりの死』によって、私たちを『罪の奴隷』として縛っていた悪魔の力が「無力化された」ということ。 ◆完全な大祭司・イエス (17~18節)   ・『祭司』とは、「罪の故に神に近づくことを妨げられている人々のための仲介者」。イエスは「罪ある不完全な祭司」ではなく、「神に対しても人々に対しても『完全で忠実な大祭司』となられた。彼は「すべての点で兄弟たちと同じように」なられた故に、私たちの『弱さ』に同情することができ、また「最後まで御父に忠実に歩まれた」ゆえに、神の全能の力によってよみがえらされ、『神の右の座に着く』という栄光が与えられた。 ✰今週のチャレンジ: あなたはこの「救いの素晴らしさ」を存分に味わっていますか? ◎更に深い学びのために  ①イエスはどのような点で『救いの完成者である』と言えるのでしょうか?  ②イエスはどのような点で『完全な大祭司である』と言えるのでしょうか?  ③今日の箇所を通して、神が御子を「人として地上に遣わされた」ことに、どんな意味(理由)を見出せますか? Outline of the sermon    “Jesus – perfect founder of Salvation.”   (26/02/2023) [Hebrews 2: 10~18] ◆Jesus – perfector of Salvation. (Verses 10~15)   ・God designated Jesus as “the perfector of Read more…

2023年2月19日 「神の前に分をわきまえる」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「神の前に分をわきまえる」   (19/02/2023) [へブル人への手紙 2章1~9節] ◆『救い』の性質 (1~4節)   ・『聞く』という行為は、人生において重要な位置を占める。ましてや「神が語られる」時、そのことばにどれほど真剣に耳を傾けるべきであろうか?神との関係が「馴れ合い」になってしまってはいないか?   ・「旧約聖書において神が御使いや預言者たちを通して語られた律法や教え」が「従うべきものとして命じられ   た」という性質を持つのに対し、「神が御子を通して世に示された『救いのことば』」は『招き』として私たちの前に提示されている。但しそれは決して「ないがしろにしてもよい」といった性質のものではない! ◆御子イエスによる統治 (4~9節)   ・「来たるべき世」とは、御子イエスが「神との関係を遮断していた私たちの罪」を身代わりに負われたことによって回復された『新しい世界秩序』、すなわち「イエスを王とする世界」のこと。詩篇8章の引用はピリピ2章のくだりを思い起こさせる。[ピリピ2:6-9] 御子がこれほどまで己れを低くされたので、御父は彼を高く上げられた。   ・御子がここまで御父に従ったのは、御父の「人々に対する心」を知っていたから。私たちも己れの無知を認め、『御父の心』を求め、へりくだって人々に仕えるなら、イエス同様「ちょうど良い時に」高くされる。[Ⅰペテロ5:6] ✰今週のチャレンジ: あなたは「神」を本当に自分の『神』として生きていますか? ◎更に深い学びのために  ①『御父との親しい関係』が、「御父の心の故に支払われた信じがたい犠牲」の上に成り立っていることを思い巡らしましょう。  ②御子を通して私たちに向けられている『招き』に対するふさわしい応答とは、どのようなものですか?  ③御子はどのように「高く上げられた」のですか? また私たちはどのようにして「高く上げられる」のでしょう? Outline of the sermon    “Know how undeserved we are.”   (19/02/2023) [Hebrews 2: 1~9] ◆How big “salvation” we have?! (Verses1~4)   ・“Listening” is a very important skill for our lives.  Then how Read more…

2023年2月12日 「神の御使いとは?」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ      「神の御使いとは?」      (12/02/2023) ◆神の御使いとは?   ・『御使い』の原語の意味は、ヘブル語でもギリシャ語でも「メッセンジャー」、すなわち「人々に『神の御告げ』を伝える存在」。『御使い』は「神に仕える超自然的な存在」であり、性別・結婚関係などはない。[マタイ22:30]   ・『御使い』は人間に優った存在(Ⅱペテロ2:11)だが、私たち同様に『自由意志』を持ち、彼らの1部は神に反逆したことによってさばかれ、「堕天使(悪霊)」となって今も悪さを続けている。彼らに悔い改めの機会が与えられていないのは、私たちと違って「神の国の真理」をよく知っていたにも関わらず、神に反逆したからに違いない。 ◆御子イエスは、御使いに優っている [へブル人への手紙1章4~14節]   ・この段落には多くの旧約聖書(主に詩篇)が引用され、御子イエスが御使いに優っていることが示されている。中には難解な箇所もあるが、[13節]などは主イエスがご自身の「メシア性」を裏付けるものとして引用した箇所であり、『へブル人への手紙』の宛先であった「ユダヤ人たち」にとっては、これらの引用から「イエスは確かに   『神の御子』であり、『御使い』とは決定的に異なるはるかに優れた存在なのだ」ということを確認できたはず。   ・「御使いについて学ぶこと」はそこまで重要ではないかもしれないが、「御使いの存在」を通して私たちは、神の私たち人間に対する深い関心を再認識することができる。[14節,ルカ15:10] ✰今週のチャレンジ: あなたのために『御使い』をも遣わされる神をどう思いますか? ◎更に深い学びのために  ①今まで『御使い』とはどのような存在だと思っていましたか? 今回の学びを通してそれが何か変化しましたか?  ②もしユダヤ人たちが「イエスは御使いと同じような存在」と思っていたとしたら、それはどうしてだと思いますか?  ③「御使いとの遭遇体験」を誰かから聞いたり、自分が体験したりしたことがあるなら、分かち合いましょう。 Outline of the sermon       “The angels of God.”      (12/02/2023) ◆What is “the angels of God”?   ・They are “messengers” sent from God to serve among us.  They are spiritual creatures superior to human     Read more…

2023年2月5日 「神はご自身を現される」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ    「神はご自身を現される」    (05/02/2023) ◆神は語られる [へブル人への手紙1章1~2節前半]   ・旧約聖書の時代、神は預言者たちを通して「多くの部分に分け、多くの方法で」語られたが、『終わりの時』には御子を通していわば全てを語られた。語られた内容は、旧約聖書の時代は基本的に『約束(「やがてその日が来   る」というような)』であり、それらすべてが御子イエス・キリストによって成就した。[マタイ13:17]   ・神が『語られる』のは、主に「ご自分が何者であるか」を知らせるため。それ故、私たちが神に向かって「お語りください」と祈る時は、単に「導きが欲しい」「御声が聞きたい」という『自分の願い』のためではなく、「神にご自身を啓示する機会を与えている」ということを理解しておくべき。[ヨハネ1:1-3] ◆御子イエスこそ、神の本質の完全な現れである [へブル人への手紙1章2節後半~4節]   ・イエスは『生ける神のことば』として「神ご自身の現れ」としての人生を生きられ、その上で弟子たちを聖霊によって遣わされた。[ヨハネ20:21-22] そして今日イエスは「父なる神の右の座」に着かれ、祭司として私たちのためにとりなしてくださっている。   ・イエスが御父から片時も離れることなく『父のみわざ』を行われたように、私たちも聖霊によって片時も御子から離れることなく『御父の栄光』を現す人生を辿って行こう![ヨハネ15:5, 8] ✰今週のチャレンジ: この世にあって『神の栄光の現れ』として歩みたいですか? ◎更に深い学びのために  ①旧約聖書の時代から今日に至るまで、神は「どのようなこと」を、「どのような方法」で人々に語っていますか?  ②どのような点で、「御子イエスは『神の本質の完全な現れ』である」と言えるのでしょうか?  ③現代に生きる私たちに、御父はどのようなことを期待しておられますか? そのためにできることは何でしょう? Outline of the sermon       “God reveals Himself.”      (05/02/2023) ◆God speaks [Hebrews 1:1-2a]   ・All through Old Testament period God spoke to people through His prophets by pieces.  But at last days He Read more…

2023年1月29日 「へブル人への手紙」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ     「へブル人への手紙」     (29/01/2023) ◆「へブル人への手紙」の特徴   ・今年は『へブル人への手紙』を学んで行く。この書は紀元1世紀に世界(特にヨーロッパ)に離散していた「主イエスや使徒たちと直接会ったことのないユダヤ人クリスチャン」を対象に書かれている。しばしば『神殿・聖所』に関する言及があるのは、これらの人たちが直接は『エルサレム神殿』を見たことがないことを示している。   ・『へブル人への手紙』の1つの大きな主題は、『永遠の大祭司であるキリスト』である。彼の「神と人との唯一の仲介者」としての役割をを詳しく描写するために、旧約聖書が多く引用されている。 ◆なぜ「へブル人への手紙」を学ぶのか?   ①旧約聖書の背景がない私たち『異邦人クリスチャン』にとって、この書を学ぶことは「神の救いのご計画」を更に深く理解するためにとても有益だから。   ②新約聖書(特にパウロ書簡)は、どちらかというと「救われた者に相応しい行いの規範」的な傾向が強い。しかし『へブル人への手紙』はむしろ、「そのような行いに至るための動機」を私たちの内側に生み出してくれる。   ③旧約聖書の時代においてユダヤ人たちが「地上の全ての民族を祝福するために選ばれた者」であったように現代において私たちも「全世界の人々を祝福するために神がお選びになった存在」だということを確認できる。 ✰今週のチャレンジ: 神の祝福を運ぶ『選ばれた存在』という自覚を持っていますか? ◎更に深い学びのために  ①『へブル人への手紙』を通読したことがありますか? この書に対するあなたの印象はどのようなものですか?  ②『へブル人への手紙』の主題は何ですか? また、この書には何故旧約聖書が多く引用されているのでしょう?  ③『へブル人への手紙』を学ぶことにどんな益がありますか? また、あなたはどんな期待感を持っていますか? Outline of the sermon      “The book of Hebrews.”    (29/01/2023) ◆Some characteristics of “Book of Hebrews”.   ・This year we are going to read together “Book of Hebrews”.  It is written for “Jewish Christians Read more…

2023年1月15日 「神は良いお方」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ     「神は良いお方」     (15/01/2023) ◆神は、どんなふうに『良い』のか?   ・神は『良い方』である。神は初めこの世界(私たちを含め)を「良いもの」として造られた。[創世記1:31] それを私たちが台無しにしたにも関わらず、私たちを罪と滅びの渕から救い出すために、ひとり子をこの世に送り、十字架の代価によって贖い、私たちを再び『ご自身のかたち』に生きるように回復してくださった。これが「神の良さ」!   ・私たちは、この「神の良さ」を表現するように召されている[エペソ2:10]が、自分の力ではできない。[ローマ7:18-20] 『良い行い』というのは単なる「善行」のことではなく、1人1人の生き様を通して現される「神の良さ」のことである。そのために「キリスト・イエスにあって」造られた。すなわちキリストが日々聖霊によって「御父の臨在の中」で過ごしていた、その模範に倣う。何故なら御父だけが『良い方』だから。[ルカ18:19] ◆『神の良さ』を日々味わう   ・主イエスと私たちとでは『神の良さ』の理解度が大きく違う。まず「神が良い方であること」をじっくり味わうことから始めよう。[詩篇34:8] それにはまずスローダウン。イエスは決して「行動に急ぐ」ことはなかった。次に「みことばを心に満たす」。これが御父に近づく秘訣である。イエスは「わたしが道・真理・いのち。わたしを通してでなければ父の許へは行けない」とおっしゃったが、『みことば』もこれと同じである。[詩篇119:105,ヨハネ17:17,6:63] ✰今週のチャレンジ: 神が『良い方』であることを、どれだけ知っていますか? ◎更に深い学びのために  ①あなたが個人的に「神は良い方である」と言う時、それは神のどんな『良さ』について言っているのでしょう?  ②[エペソ2:10]をじっくり読みましょう。ここで言う『良い行い』とは何ですか? どのようにそれは成就しますか?  ③あなたが更に『神の良さ』を味わうために、どんなことができますか? それをぜひ今日から始めましょう! Outline of the sermon      “The good Father.”    (15/01/2023) ◆How much “good” is our God?   ・God created everything “good”(Genesis1:31) because He is “good”.  Adam spoiled it but God redeemed us by    sacrificing Read more…

2023年1月1日 「聖書・キリスト・そして聖霊」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「聖書・キリスト・そして聖霊」   (01/01/2023) ◆聖書にはどんなことが書いてあるのか?   ・聖書には、まず「神について」書かれている。「創造主・全知全能・祝福といのちの源・悪と妥協しないお方」として、そして何よりも「人を創造し、常に人と関わろうとする存在」であると述べている。次には「人とは何者なのか」が書かれており、「神を離れては真の存在意義を見出せない存在」として描かれている。また新約聖書に関して言うならば、「神と人との仲介者として世に来られた『神の子キリスト』」を中心として書かれている。 ◆キリスト=神のことば   ・イエス・キリストは、何故この世に来られたのか?それは聖書が示しているのと同様、「神とは誰か」「人とは何者なのか」をもっと分かりやすい形で私たちに示すためだった。まさに「神のことばが人となられた」のである。   ・「キリストにあって歩む」とはすなわち「神のことばである聖書」に沿って歩むということ。しかし私たちが『ことば』というものに注目して生きようとする時、どうしても律法的になりやすい。この「律法的になること」から私たちを守ってくれるのが、「聖霊の働き」である。[Ⅱコリント3:6,ローマ8:3-4]   ・この新しい年、「キリストにあって歩む」ために、①キリストが成し遂げられた歩みに憧れ、②「御父が望むことを行いたい」という願いをもって聖霊の導きを待ち望み、③聖霊の導きを確信したら、迷わずに実行して行こう! ✰今週のチャレンジ: 聖霊に導かれたら、迷わず従おうとしていますか? ◎更に深い学びのために  ①「聖書にはどんなことが書いてあるのか?」と尋ねられたら、あなたはどう答えますか?  ②イエス・キリストが、「神のことばが人となられた存在である」と言えるのは、どのような視点からでしょう?  ③律法的になることなく、神のみことばを実践していくために、どうすればいいですか? Outline of the sermon      “Bible, Christ and the Spirit.”    (01/01/2023) ◆What does the Bible talk about?   ・First of all the Bible talks about “who ‘God’ is”.  And it talks about “who ‘human being’ is”.  Then it Read more…

2022年12月18日 「キリストにある者」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ     「キリストにある者」     (18/12/2022) ◆「キリストにある」とは?   ・聖書は「キリストにある」の意味を説明してはいないが、『キリストにある者』の祝福ついて多く語っているので、その代表的なものを見ながら「キリストにある」ということの意味を探って行こう。  ①罪の赦し[ローマ8:1] ― 神の目から見て私たちは、「キリストにあって『罪なき者』」とされた。[Ⅱコリント5:21]  ②新しく造られた者[Ⅱコリント5:17] ― 神はキリストの故に私たちを御手の中でキリストのごとく造り変える。  ③神の子ども[ガラテヤ3:26] ― 私たちはキリストにあって『神の子』であり、神の目に特別な存在。[ピリピ4:19]  ④互いに1つとされる[ガラテヤ3:28] ― キリストにあって「同じ神の国のいのち」に生かされている。[ローマ12:5]   ・これらから『キリストにある』とは、「神は私たちを『キリストを通して』見つめておられる」ということだと分かる。私たちは「キリスト無しでは『死んだ者』であり、キリストにあってのみ『生きた者』」。[ローマ6:11,コロサイ3:3-4] ◆日々『キリストにある者』とされる   ・私たちは既に「キリストにある者」とされているが、それを日々自覚する必要がある。[コロサイ2:6-7] 「キリストにある者」の生き方は、主イエスが『ぶどうの木のたとえ』を用いて教えてくださった。[ヨハネ15:4-5] キリストこそ「神の国の民」としての私たちの『いのち』。キリストにつながって歩むなら、必ず『キリストの実』が結ばれていく。 ✰今日のみことば: コロサイ人への手紙 2章6節 ◎更に深い学びのために  ①『キリストにある』とはどういうことですか? また『キリストにある者』にはどんな祝福が与えられているでしょう?  ②『キリストにある者』でありながら、①のような祝福を味わっていないとしたら、どんな原因が考えられますか?  ③あなたにとって2022年は「キリストにあって」どんな年でしたか? また2023年をどんな年にしたいですか? Outline of the sermon    “Being ‘in Christ’.”  (18/12/2022) ◆What is “being ‘in Christ’” like?   ・Bible talks about “blessings to be Read more…