2020年8月9日 「戦いの中にいる天国人」

礼拝全体をYouTubeで観る 説教あらすじ 「戦いの中にいる天国人」   (09/08/2020) ◆この世は戦場 ― 私たちは『天国人』として生きる時、この世にあって多くの戦いを経験する。  *なぜ? ⇒ この世の支配者は悪魔であり、世の力を用いて人々を惑わし、神から遠ざけようとしているから。   ・キリストを受け入れるまでは、完全に世に属しているので、ある意味『戦い』はない。神は消極的にアプローチ。    キリストを受け入れた後は、神は「ご自分のみそば」に置こうとする。しかし世も自分の方を向かせようとする。 ⇒ ここで『戦い』が起こる!(いわば「天と地の引っ張り合い」)[Ⅱテモテ3:12] ◆神の訓練 ― 神は「愛する子どもたち」をこの世の汚れから聖めようとする。[へブル12:4-11]   ・神がキリスト者に望むのは「親密な交わり」。時には力ずくで私たちを罪や悪習慣から引き離そうとする。それは「罰」を与えているのではなく、『愛による訓練(しつけ)』。(羊を背負っている羊飼いの絵)    *二者択一(私たちには「選択の自由」が与えられている)      ①しんどい道を避けて、いい加減な信仰生活を送り、神との親しさを体験することなく、かろうじて天国へ。      ②キリストへの愛の故に世に戦いを挑み、神の訓練を通して『親密な交わり』の内に義の実を結ぶ人生。   ・実際、試練が少ないのは、迷うことなく初めから「キリストひと筋」に生き通すこと。[へブル12:2, マタイ5:10-12] ◎キリストと共に、「天における大いなる報い」を見つめて、生きて行こう! ✰今日のキーワード: 「義の訓練」 ◎学びを深めるための質問  ①キリストに従おうとするがゆえに体験した『戦い』の経験があれば、分かち合いましょう。  ②「痛い目」にあったことで、神との関係がより『親密』にされた経験があれば、分かち合ってみましょう。  ③日々の生活の中で「神に委ねきれてない部分」はありますか? その主な原因は何か探ってみましょう? Outline of the sermon        “We are in the battle.”      (09/08/2020) ◆This world is our battle field. ― There are battles Read more…

2020年8月2日 「天国人のいるべき所」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ 「天国人のいるべき所」 (02/08/2020) ◆主イエスの許にいる [ルカ10:38-42]   ・マルタは、どれもこれも「やるべき事」だと思った。 “Better is the enemy of the Best.”   ・イエスは私たちに「何かをしてもらいたい」わけではなく、「いつも『一緒に』いて欲しい」。 ⇒ そのために十字架の道を辿られた。[Ⅰテサロニケ5:10]   ・では、今は目に見えない存在と「一緒に」生きるためには、どうすればいいのか?         ― その人が言っていた『ことば』を思い出す。[ヨハネ14:26] ◆主イエスと共に生きる [ヨハネ14:21]   ・イエスの『戒め』とは、「主が愛されたように、互いに愛し合うこと」。[ヨハネ15:12]    *ところで「主がおられる所」とは?(それは『場所』ではなく、『人』)      ①イエスの名による集い[マタイ18:19-20]  ②私たちが愛し合っている現場[Ⅰヨハネ4:9-12]   ・イエスがこれらのことを命じたのは、私たちに「何かをして欲しいから」ではなく、「私たちと一緒にいたいから」。 そして、「主イエスのおられる所」こそが、私たち(天国人)のいるべき所なのです! ✰今日のキーワード: 「主の足もと」 ◎学びを深めるための質問  ①「ふと、みことばが思い浮かんだ」という経験を分かち合いましょう。その時どんな気持ちがしましたか?  ②「主イエスは私たちに『何かをして欲しい』わけではない」と聞いて、どう思いますか?  ③「主イエスと共に生きる」ために、どんなことを心がけていますか? また今後心がけて行きたいですか? Outline of the sermon        “Where we should be.”      (02/08/2020) ◆Stay at Jesus’ feet. [Luke10:38-42]   ・Martha thought that everything should Read more…

2020年7月26日 「ただ1つのことを目指して」

メッセージをYouTubeで観る 説教あらすじ 「ただ1つのことを目指して」    (26/07/2020) ◎[ピリピ3:12-14] ◆ただ1つのこと [14節] ― 現代のこの世は『情報社会』。「いろいろなことを知ってること」に価値を認める。   ・『天国人』の生き方:「たった1つのことを目指す」 = 日々キリスト(天国人としての完成)に近づくこと。 もっと深くキリストを知り、もっとはっきりとキリストを見、もっとキリストを味わう。   ・パウロはこの歩みをレースにたとえた。勝敗にこだわっているわけではなく、「フォーカス」の問題。    レース中によそ見をしても失格にはならないが、本気で走っている者は決してそんなことはしない。 ◆前進し続ける [12節] ― 「キリストに捕らえられた」   ・「クリスチャン」とは、言わば、「キリスト狂い」。常にキリストにあって興奮し、キリストに関わることにアンテナを伸ばしている。パウロはその理由を「キリストを知っていることの素晴らしさのゆえに」と描写した。   ・例えば、「なぜ洗礼を受けるのか?」 洗礼を受けないと救われないから? ⇒ そうではなく、「キリストにあって良いことなら、どんなことでも行いたい」 から。     このように、『天国人』の歩みは、すべて「キリストを通しての神との関係」に由来している。[ヤコブ4:8] ✰今日のキーワード: 「1つだけ見る」 ◎学びを深めるための質問  ①あなたがこの世のことに関して「もっと知りたい・情報を集めたい」と思うことがあるのは、どんな時ですか?  ②「キリストに興奮させられた経験」を分かち合いましょう。その時と今のあなたとではどんな違いがありますか?  ③クリスチャンたちの「キリストに近づこうとする歩み」を遅くさせる要因には、どんなものがあると思いますか? Outline of the sermon        “Just One thing.”      (26/07/2020) ◆Just One thing. [Verse 14] ― This world requires us to “know more”.   ・Right Read more…

2020年7月19日 「天国人の所有物」

メッセージをYouTubeで観る (手違いにより、途中終了) 説教あらすじ  「天国人の所有物」     (19/07/2020) ◆使徒パウロの経験 [ピリピ3:5-11] ― 「地上人」から「天国人」へ    [5~6節]:過去の古い自分(地上人)としての歩み   [7~8節]:キリストとの出会いによって起こった変化   [9~11節]:日々キリストと一体とされて行くことへの希望(「天国人としての完成」への歩み) ◆『死』と『復活』 ― 「地上人」として死んで、「天国人」として復活する。(ヨハネ3章では「新しく生まれる」) *「自分の力」によるのではなく、「聖霊によるみわざ」。 一過性ではなく、神による継続的な働き。   ・『死』:この世において影響力を失う。「神に自己アピールできると思っていること」の放棄。[ガラテヤ6:14-15]   ・『復活』:「死ぬ」前にあったしがらみからの解放。キリストしか持っていないが、全てを持っている。[詩篇73:25]   ・まず『死』を通らなければ、真の『復活』には至れない。かと言って、「自分の力で死ぬこと」もできない。→ 聖霊の働きにより、更にキリストを求め、キリストを「知る」こと。[8節] キリストを真に知るごとに、キリストに魅了され、その思いがキリストと1つにされて行く。[ローマ6:5] ✰今日のキーワード: 「手放す」 ◎学びを深めるための質問  ①パウロはどうして「以前は自分にとって得であったものを、損と思う」ようになったのですか?  ②キリストと出会ってから、あなたにどんな変化が起こりましたか? それはどのように継続していますか?  ③あなたにとって「キリストを知ること」は、どのように魅力的ですか? それは「人を知ること」とどう違いますか? Outline of the sermon     “What we can have in heaven.”   (19/07/2020) ◆Paul’s experience. [Philippians 3:5-11] ― From “a citizen of the earth” Read more…

2020年7月12日 「神を待つこと」

メッセージをYouTubeで観る 説教あらすじ   「神を待つこと」     (12/07/2020) ◆待つこと ― 「神に主導権があり、私たちの思い通りにはならない」 ⇐ これを学ばされるのは、待たされる時。   ・『天国人』の1つの特徴は「待つこと」。 では、何を待つのか? = ①祈りの答え ②『神の時』 [ヨハネ7:6]   ・神が用意しているものは私たちの思いを超えているので、私たちが考えている形ではやってこない事が多い。 ◆神は働いておられる [ピリピ1:6] ― 今日も『天国人(神の子)』としての再創造のみわざは進行中。   ・神はいたずらに私たちを待たせているのではなく、むしろ神の方が「私たちの準備が整う」のを待っている。    待っている間、何をすれば良いのか? ⇒ 『心のチューニング』(祈りとみことばによって、神との距離感を縮める)   ・「世が与える平安」は、願いが叶うまで得られないが、『神の平安』は、願いが叶う前から味わえる。   ・約束のものを手に入れるためには『忍耐』が必要。[へブル10:35-36]      → 天の父は良い方。この方に信頼し、委ね、安心して気長に待ちましょう。 ✰今日のキーワード: 「信じて 待つ」 ◎学びを深めるための質問  ①あなたは『待つ』のが苦手ですか? どんな展望があれば、より長く待つことができますか?  ②私たちはどうして「神様は遅い!」と感じることが多いのでしょう? そんな時、神様は何をなさっているのでしょう?  ③ローマ人への手紙5章1~5節を黙想してみましょう。私たちを神との親しい関係へといざなうものは何ですか? Outline of the sermon        “Wait upon the Lord.”      (12/07/2020) ◆To “wait”. ― We learn “God’s leadership Read more…

2020年7月5日 「新しく生まれる」

メッセージをYouTubeで観る 説教あらすじ  「新しく生まれる」 (05/07/2020) ◆イエスとニコデモ [ヨハネ3:1-8]   ・2~3節のやり取りは、ややかみ合っていないように聞こえるが、イエスはニコデモが「神の国を待ち望んでいること」、そしてその『神の国』の概念が誤っていることを知っていたので、早速本題へと入ったのであろう。   ・ニコデモに代表されるパリサイ人たちは、「神学的教養」には秀でていたが「霊的洞察力」には欠けていたためイエスの言葉をも「人間的には無理」と判断した。しかし「人にはできないことが、神にはできる」。[マルコ10:27] ◆水と御霊による誕生 [5~8節,マタイ3:11]   ・『水』は「水のバプテスマ」、『御霊』は「聖霊のバプテスマ」を指す。すなわち『新しい誕生』には「神からの一方的な働きかけ」と、それに対する「私たちの信仰による応答」の両方が必要である、ということ。   ・『風』と『霊』はギリシャ語では同じことば。目には見えないが確かに存在し、私たちは察知することはできるが、思い通りにすることはできない。これは『神の主導権』に対する「私たちの態度」を象徴している。   ・私たちは『天国人』として日々新しく造られるために、この「自分には思い通りにならない『神』に対して同意し、自らの人生の主導権を委ねる」という『信仰』を要求されている。 ✰今日のキーワード: 「新しく生まれる」 ◎学びを深めるための質問  ①ニコデモは何故イエスのことばの真意を理解できなかったのでしょう? あなたにも同様の経験がありますか?  ②「新しく生まれる」という概念を自分の言葉で別の表現に言い換えてみましょう。 欠かせない要素は何ですか?    ③人は何故「水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできない」のでしょう? Outline of the sermon        “Being born again.”      (05/07/2020) ◆Jesus and Nicodemus. [John 3:1-8]   ・Nicodemus tried to understand what Jesus told him by head, and concluded that it was impossible.  He wasn’t Read more…

2020年6月28日 「天国籍を持つ人々」

メッセージをYouTubeで観る 説教あらすじ       「天国籍を持つ人々」     (28/06/2020) ◆天国籍 [ピリピ3:20] ― 今週からしばらくの間、『天国人』としての生き方を学ぶ。   ・聖書に出てくる『国』という語の本来の意味は、物理的な「国」ではなく、「王による支配」を指す。   ・私たちの国籍は天にある。「国籍を持つ」とは、単にそこに住んでいるというよりも「国民としての自覚」が重要。    ・『天国籍』は、「キリストを(自分の人生の主権者・王として)受け入れること」によって与えられる。[ヨハネ1:9-13] ◆新しい創造 [12~13節]   ・ここでは「天国籍の取得」の言い換えとして「神の子どもとなる特権が与えられる」と述べている。神は、キリストの主権を受け入れる者を、単に『国民』としてではなく、『家族』として迎える。[エペソ2:19]   ・ここで言う『神の子ども』は、「立場(神との関係性)」を主に指しているが、神はご自身のみことばによって天地を創造されたように、私たちをも「人となられた神のことば(キリスト)」によって『再創造』される。[Ⅱコリント5:17]   ・「古いもの」と「新しいもの」の決定的な相違は、「人間の意図や働きによる」か、それとも「神からの働きかけによる」かの違い。この「神による新しい創造のみわざ」は、キリストの主権を受け入れ、その再創造のわざに自分自身を喜んで委ねて行く『天国籍の民』にのみ実現される。 ✰今日のキーワード: 「天国籍」 ◎学びを深めるための質問  ①「日本人としての自覚・意識」、また「天国籍を持つ者としての自覚・意識」について分かち合ってみましょう。  ②「神の国の国民」と呼ばれることと、「神の子ども」と呼ばれるのとでは、印象がどんな風に違いますか?    ③神はあなたの内にどんな「新しい創造」を始めておられますか?そこには『みことば』がどう関わっていますか? Outline of the sermon      “Freedom of a Christian.”    (28/06/2020) ◆Citizenship of heaven. [Philippians 3:20] ― We start new series to live as “Citizens of heaven”.   ・We are given “Citizenship of Read more…

2020年6月14日 「キリスト者の自由」

メッセージをYouTubeで観る 説教あらすじ 「キリスト者の自由」     (14/06/2020) ◆「自由意志」によって『奴隷』となる [Ⅰコリント9:19~23] ― パウロは19節で一見矛盾したことを言っている。   ・パウロがこう言ったただ1つの理由:「より多くの人を獲得するため」(神の許に勝ち取るため[Ⅰペテロ3:1])。   ・パウロにとって『律法』とは、「守るべきルール」ではなく、「最愛の方の願いの現れ」。それ故形式的に律法を守ることよりも、「神の許に人々を勝ち取ること」を最優先した。 ◆福音宣教とは? [22~23節]   ・『福音の恵み』とは、罪の赦しと永遠のいのちだけでなく、「キリストのいのちを現す生き方そのもの」。   ◎『福音宣教』とは、単に「救いのために知識を伝達すること」ではなく、 「ことばによる、行いによるとを問わず、相手に対して『キリストのいのち』を表現して生きること」。   ・『純粋による孤立』か?『妥協による埋没』か? ⇒ キリストは「純粋による埋没」だった!   ・キリストはご自身が「死ぬために遣わされた者」であり、「自分のいのちは御父の御手の中にある」と知っていた。実は私たちも同じ。[コロサイ3:3] 私たちは「固定観念に縛られない『キリストにある自由』」というものを、自分の手で握りしめているのではなく、私たちの「内に住んでおられるキリスト」に預けてある。[ルカ9:24] ✰今日のキーワード: 「純粋による埋没」 ◎学びを深めるための質問  ①パウロは何故、敢えて「すべての人に、すべてのものとなる(22節)」と決心したのでしょう?  ②あなたにとって「福音のためにあらゆることをする(23節)」という言葉には、どんな響きがありますか?    ③私たちは「福音宣教に遣わされている者」として、どのように福音の恵みを『共に』受けることができるでしょう? Outline of the sermon      “Freedom of a Christian.”    (14/06/2020) ◆Becoming “a slave” by “freewill”. [ⅠCorinthians 9:19~23]   ・Only reason Paul said this is: “to win as many Read more…

2020年6月7日 「『自由意志』の正しい用い方」

メッセージをYouTubeで観る 説教あらすじ    「『自由意志』の正しい用い方」  (07/06/2020) ◆自分の真価を知る [ピリピ2:3~5]   ・「自分を立派に見せかけよう」としてしまうのは、『自分自身の価値』に自信が持てないから。「私は神のかたちに造られた傑作品であり、愛されている者である」という自意識をしっかりと持っていることが大切。   ・「人を自分よりも優れた者と思う」とは、単に「相手の方が立派だと考えること」ではなく、「『自分の真価』を理解することで安息し、恐れることなく自分自身を相手の利益のために用いることができる」ということ。 ◆キリストの模範に倣う [ピリピ2:6~8]   ・「キリストに倣う」とは、単にキリストの行為を猿真似することではなく、まず自分の心を「キリストの内なる思い」に寄り添わせること。キリストは「全宇宙を造られた万物の創造主」であるにも拘らず、すべての特権を放棄し私たちの間で仕えられた。この「相手を真に生かすためなら、喜んで特権を放棄する」という姿勢に倣う。   ・主イエスはこれを、誰に強いられたわけでもなく、まさに「ご自分の自由意志による決断」によって実行された。この同じ『自由意志』が私たちにも与えられている。これを「自分自身の益」のためではなく、「真に価値あること」のために、神と人とを愛する愛と信仰によって用いる。これが『自由意志』の適切な用い方。 ✰今日のキーワード: 「信念修正」 ◎学びを深めるための質問  ①「神の子どもであり、愛されている者である」という強い確信がありますか? それが揺るぐのはどんな時ですか?  ②相手の必要を満たすために自分が損をすることに抵抗がありますか? どうしてそう感じてしまうのでしょう?    ③神は何故人間に『自由意志』を与えたと思いますか? これを適切に用いるにはどうしたら良いと思いますか? Outline of the sermon     “How to use our free will.”   (07/06/2020) ◆Know our true value. [Philippians 2:3~5]   ・We pretend because we are not confident of “who we are”.  We all should Read more…