2023年4月2日 「偉大な大祭司イエス」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「偉大な大祭司イエス」   (02/04/2023) [へブル人への手紙 4章14~16節] ◆私たちの弱さ (14~15節)   ・[14節]で「『信仰の告白』を堅く保とう」とあるが、どんな『信仰の告白』のことを言っているのだろうか?これが今日のポイント。   ・また[15節]では、「私たちの大祭司(イエス)は、私たちの『弱さ』に同情できない方ではない」と言っているが、本当だろうか? そもそも『私たちの弱さ』とは?   ・韓国歴史ドラマの「お忍びで民の現状を知ろうとする心優しい王」のように、主イエスは「本来『神の作品』としてずっと豊かな人生を送れるはずの私たちが、現状の『弱さ』に甘んじようとしていることに悔しさを覚える。 ◆何を「信じる」のか? (16節)   ・イエスは何故『偉大な大祭司』と呼ばれるのか?それは、一般の祭司のように「民から受け取ったいけにえを、単に民の代わりに屠る」のではなく、「自分自身を、民のためのいけにえとして、神の前に屠られた」から。   ・私たちの『信仰の告白』とは、この「驚くばかりの神の恵み」に対する『応答』である。パウロは、この信仰告白をローマ人への手紙の中で代弁してくれている。[ローマ8:32] この「恵みの御座」に大胆に近づいて行こう!✰今週のチャレンジ: あなたはどんな『信仰』で神に近づきますか? ◎更に深い学びのために  ①イエスは、私たちのどのような『弱さ』に対して、歯がゆく感じたり、同情なさったりするのでしょう?  ②一般の祭司たちの職務と、イエスが『偉大な大祭司』としてなさったこととは、どのように違いますか?  ③この「神の恵みのわざ」に対してふさわしい私たちの『信仰の告白』とは、具体的にどのようにすることですか? Outline of the sermon    “Jesus, a great high priest.”   (02/04/2023) [Hebrews 4:14~16] ◆Our weaknesses. (Verses14~15)   ・What kind of “confession”(verse14) should we hold?  This is the main point today.  And also Read more…

2023年3月19日 「みことばと信仰」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ     「みことば と 信仰」     (19/03/2023) [へブル人への手紙 4章1~13節] ◆神の安息 (1~3節前半)   ・ここでは聖書の歴史に基づいて、3つの側面から「神の与える安息」について述べられている。     ①天地創造における7日目の『安息』。これが安息日の起源になっている。     ②出エジプトの民が「約束の地カナン」に辿り着くことによって得た『安息』。     ③福音を信じる者が「神との平和」の中に招き入れられたことによる、永遠の『安息』。   ・この手紙の著者は、この3つの『安息』はどれも「神のことばを堅く信じること」に深く関連があると言っている。 ◆みことばへの応答 (11~13節)   ・『神のことば』はいつでも「あやふや」ではなく「断言」。それ故聞く者たちは「決断・選択」を迫られる。そこに現れるのは私たちの「信仰による従順」、または「不信仰による不従順」。別の言い方で言うなら、「『神のことば』には力があり、人がそれを信じようと信じまいと『神が語られたこと』は成就する。しかし『神の祝福の約束』は、それを『信じている人』にしか成就しない」ということ。だからこそ著者は重ねて私たちを招く。[7節]   ・神は全てをご存知で、しかも善意に満ちておられる。この方の語りかけに応じないことは愚かこの上ない! ✰今週のチャレンジ: 「神のことばに従う」という確固たる決意を持っていますか? ◎更に深い学びのために  ①今日の箇所には、どのような「神の3つの安息」について述べられていますか?確認してみましょう。  ②これら3つの『神の安息』の共通点は何ですか? またそれはあなたの人生にも成就していますか?  ③「みことばに従ったゆえの祝福」「御声に対して頑なになってしまった失敗談」などがあれば分かち合いましょう。 Outline of the sermon    “Word of God and our faith.”   (19/03/2023) [Hebrews 4:1~13] ◆God’s rest. (Verses 1~3a)   ・The author of this letter talks about 3 historical Read more…

2023年3月12日 「『信仰による従順』への招き」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ     「『信仰による従順』への招き」     (12/03/2023) [へブル人への手紙 3章7~19節] ◆「出エジプトの民」の不信仰   ・再び旧約聖書(詩篇)の引用から始まっている。この内容は『出エジプト』の出来事に基づいている。神の数々の奇跡によってエジプトから脱出させられた「イスラエルの民」であったが、『約束の地』へ行く道中でも何度も不信仰に陥り、神に対して不満を漏らした。極めつけは『約束の地』を目前にし、先住民が大きくて強そうなのを知って「なぜ神は私たちをこの荒野で死なせようとするのか!」と神を侮り、神の怒りを買った。[19節] ◆神が求めておられるもの (12~14節)   ・神は昔も今も「無理難題」を私たちに要求しているわけではない。ただ単純に『神の力・愛・誠実さ』に信頼することを願っておられる。「この世の目に見えるもの」に信頼させようとする悪魔の誘惑を振り払って、互いに励まし合い、共に神の許にとどまることを求めておられるのだ。   ・いつでも思い起こすべきなのは、十字架上で「はっきりと現された『神の愛』(ヨハネ3:16)」。それは「私たちが滅びることなく『永遠のいのち(神との関係)』を持つための『驚くべき代償』。『神との関係』は「結婚関係」に似ている。疑いを乗り越えさせるのは『コミットメント(献身)』。神からの「信仰と従順」への招きに誠実に応答して行こう! ✰今週のチャレンジ: あなたは神への信仰に『献身』していますか? ◎更に深い学びのために  ①「出エジプト」の折、また「約束の地への道中」で、神がなさった『力あるわざ』の数々を思い起こしてみましょう。  ②これほどの「奇跡」と「神のご介入」を体験したイスラエルの民が、どうして不信仰に陥ってしまったのでしょう?  ③「イスラエルの民」を反面教師として、神からの『信仰の従順への招き』に、どう応答して行けば良いでしょう? Outline of the sermon  “Commitment to faith in God.” (12/03/2023) [Hebrews 3:7~19] ◆Unbelief of Israelites.   ・This quote from Psalm is based on the story of Israelites failed to inherit “Promised Land”.  They failed    Read more…

2023年3月5日 「『神の家』として生きる」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「『神の家』として生きる」   (05/03/2023) [へブル人への手紙 3章1~6節] ◆モーセとイエスの違い (2~6節前半)   ・モーセとイエスはどちらも「預言者であり、祭司(神と人との間に立つ仲介者)でもあった」という共通点を持っているが、そのレベルは大きく違った。モーセが「イスラエルの民」という『神の家』の担い手だったのに対し、イエスは「天にも地にも及んでいる神の支配(神の国)」としての『神の家』を治める王であり主である方。   ・更にモーセ自身は『神の家』の1員でもあり、民の中の1人として「文字で書かれた律法」によって人々を導いたが、イエスは『神の家』の上に立つ存在として「御霊によって心に書かれた律法」によって人々を導かれる。 ◆私たちは何者か? (1,6節)   ・この手紙の著者は私たちを「天の召しにあずかっている聖なる兄弟たち」と呼んだ。私たちはキリストの十字架の血潮によって聖められた『罪なき聖なる者』であり、神を『父』としてイエスを『長子』とする『兄弟たち』である。そして何よりも、私たち自身が「神の御霊を内に宿している『神の家』」なのだ。   ・私たちは『神の家』とされた者としてふさわしく、「目に見える状況に振り回される」のではなく、「それら全てを支配しておられる『王の王である主イエス』の許で生きる者」として、確信と誇りに満ちて生きて行こう! ✰今週のチャレンジ: あなたは何に信頼し、左右されて生きていますか? ◎更に深い学びのために  ①モーセとイエスの共通点、また相違点はどんな点ですか?  ②今日の箇所に出てくる『神の家』とは、どのようなものを指していると思われますか?  ③あなたの自己像と、聖書が語る『あなた』とに、ギャップがありますか? それをどう一致させたら良いでしょう? Outline of the sermon  “Live as God’s house on the earth.” (05/03/2023) [Hebrews 3:1~6] ◆Differences between Jesus and Moses. (Verses 2~6a)   ・Even though both Moses and Jesus served as “prophet & Read more…

2023年2月26日 「完全な救いの創始者・イエス」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「完全な救いの創始者・イエス」   (26/02/2023) [へブル人への手紙 2章10~18節] ◆救いの完成者・イエス (10~15節)   ・[10~12節] 神の意図は、御子を『救いの完成者』とすること。これには、①人々の救い と ②イエスの栄光の両方が含まれる。そのために神は、イエスを「人間と同じような存在(人々の中の長子)」とされた。   ・[14~15節] イエスは「道であり、真理であり、いのち」、すなわち救いに至る『道』であり、その道をどうやって辿るかを教える『道しるべ(真理)』であり、その道を共に歩む力を与えてくださる『同伴者(いのち)』でもある。   ・「悪魔をご自分の死によって『滅ぼした』」とは、私たちの罪のための『身代わりの死』によって、私たちを『罪の奴隷』として縛っていた悪魔の力が「無力化された」ということ。 ◆完全な大祭司・イエス (17~18節)   ・『祭司』とは、「罪の故に神に近づくことを妨げられている人々のための仲介者」。イエスは「罪ある不完全な祭司」ではなく、「神に対しても人々に対しても『完全で忠実な大祭司』となられた。彼は「すべての点で兄弟たちと同じように」なられた故に、私たちの『弱さ』に同情することができ、また「最後まで御父に忠実に歩まれた」ゆえに、神の全能の力によってよみがえらされ、『神の右の座に着く』という栄光が与えられた。 ✰今週のチャレンジ: あなたはこの「救いの素晴らしさ」を存分に味わっていますか? ◎更に深い学びのために  ①イエスはどのような点で『救いの完成者である』と言えるのでしょうか?  ②イエスはどのような点で『完全な大祭司である』と言えるのでしょうか?  ③今日の箇所を通して、神が御子を「人として地上に遣わされた」ことに、どんな意味(理由)を見出せますか? Outline of the sermon    “Jesus – perfect founder of Salvation.”   (26/02/2023) [Hebrews 2: 10~18] ◆Jesus – perfector of Salvation. (Verses 10~15)   ・God designated Jesus as “the perfector of Read more…

2023年2月19日 「神の前に分をわきまえる」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「神の前に分をわきまえる」   (19/02/2023) [へブル人への手紙 2章1~9節] ◆『救い』の性質 (1~4節)   ・『聞く』という行為は、人生において重要な位置を占める。ましてや「神が語られる」時、そのことばにどれほど真剣に耳を傾けるべきであろうか?神との関係が「馴れ合い」になってしまってはいないか?   ・「旧約聖書において神が御使いや預言者たちを通して語られた律法や教え」が「従うべきものとして命じられ   た」という性質を持つのに対し、「神が御子を通して世に示された『救いのことば』」は『招き』として私たちの前に提示されている。但しそれは決して「ないがしろにしてもよい」といった性質のものではない! ◆御子イエスによる統治 (4~9節)   ・「来たるべき世」とは、御子イエスが「神との関係を遮断していた私たちの罪」を身代わりに負われたことによって回復された『新しい世界秩序』、すなわち「イエスを王とする世界」のこと。詩篇8章の引用はピリピ2章のくだりを思い起こさせる。[ピリピ2:6-9] 御子がこれほどまで己れを低くされたので、御父は彼を高く上げられた。   ・御子がここまで御父に従ったのは、御父の「人々に対する心」を知っていたから。私たちも己れの無知を認め、『御父の心』を求め、へりくだって人々に仕えるなら、イエス同様「ちょうど良い時に」高くされる。[Ⅰペテロ5:6] ✰今週のチャレンジ: あなたは「神」を本当に自分の『神』として生きていますか? ◎更に深い学びのために  ①『御父との親しい関係』が、「御父の心の故に支払われた信じがたい犠牲」の上に成り立っていることを思い巡らしましょう。  ②御子を通して私たちに向けられている『招き』に対するふさわしい応答とは、どのようなものですか?  ③御子はどのように「高く上げられた」のですか? また私たちはどのようにして「高く上げられる」のでしょう? Outline of the sermon    “Know how undeserved we are.”   (19/02/2023) [Hebrews 2: 1~9] ◆How big “salvation” we have?! (Verses1~4)   ・“Listening” is a very important skill for our lives.  Then how Read more…

2023年2月12日 「神の御使いとは?」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ      「神の御使いとは?」      (12/02/2023) ◆神の御使いとは?   ・『御使い』の原語の意味は、ヘブル語でもギリシャ語でも「メッセンジャー」、すなわち「人々に『神の御告げ』を伝える存在」。『御使い』は「神に仕える超自然的な存在」であり、性別・結婚関係などはない。[マタイ22:30]   ・『御使い』は人間に優った存在(Ⅱペテロ2:11)だが、私たち同様に『自由意志』を持ち、彼らの1部は神に反逆したことによってさばかれ、「堕天使(悪霊)」となって今も悪さを続けている。彼らに悔い改めの機会が与えられていないのは、私たちと違って「神の国の真理」をよく知っていたにも関わらず、神に反逆したからに違いない。 ◆御子イエスは、御使いに優っている [へブル人への手紙1章4~14節]   ・この段落には多くの旧約聖書(主に詩篇)が引用され、御子イエスが御使いに優っていることが示されている。中には難解な箇所もあるが、[13節]などは主イエスがご自身の「メシア性」を裏付けるものとして引用した箇所であり、『へブル人への手紙』の宛先であった「ユダヤ人たち」にとっては、これらの引用から「イエスは確かに   『神の御子』であり、『御使い』とは決定的に異なるはるかに優れた存在なのだ」ということを確認できたはず。   ・「御使いについて学ぶこと」はそこまで重要ではないかもしれないが、「御使いの存在」を通して私たちは、神の私たち人間に対する深い関心を再認識することができる。[14節,ルカ15:10] ✰今週のチャレンジ: あなたのために『御使い』をも遣わされる神をどう思いますか? ◎更に深い学びのために  ①今まで『御使い』とはどのような存在だと思っていましたか? 今回の学びを通してそれが何か変化しましたか?  ②もしユダヤ人たちが「イエスは御使いと同じような存在」と思っていたとしたら、それはどうしてだと思いますか?  ③「御使いとの遭遇体験」を誰かから聞いたり、自分が体験したりしたことがあるなら、分かち合いましょう。 Outline of the sermon       “The angels of God.”      (12/02/2023) ◆What is “the angels of God”?   ・They are “messengers” sent from God to serve among us.  They are spiritual creatures superior to human     Read more…