2023年6月18日 「神から離れてしまう人とは?」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「神から離れてしまう人とは?」    (18/06/2023) [へブル人への手紙 6章4~8節] ◆何が語られているのか?(4~6節)   ・気を付けなければならないのは、以前も学んだように、この手紙は「ユダヤ人クリスチャン」に宛てて書かれているということ。彼らにとって『霊的な堕落』とは、「罪深い生活」ではなく、「救いがキリストにある恵みであることを忘れて、律法主義に戻ってしまう」ということ。これは正に「神の子をもう1度十字架にかける」こと。 ◆自分から出たことではなく… [エペソ2:8-9]   ・私たちにも同様の危険性(自分自身に頼り始めてしまう傾向性)が常に襲いかかってくる。信仰生活の中で私たちが陥りやすいワナは、「神から注がれる祝福が、『自分の側の資質』と関係がある」と、つい考えてしまうこと。   ・いつも言うことだが、「キリスト教」は『宗教』ではなく、『関係』。キリストを通して結ばれた『神との関係』である。私たちが地上で味わうことのできる至高の祝福は『キリストとの一体感』。「神の祝福」だけでなく、『苦難』をもキリストと共有できるという驚くべき特権なのである。   ・悪魔の働きは「試練をもたらすこと」ではなく、むしろ「この世の祝福をもたらすことによって、私たちに『神様無しでもやって行けるかも…』と錯覚させること」である。パウロの警告に耳を傾けながら歩もう![Ⅰコリント10:12] ✰今週のチャレンジ: 神様がいなくても何とかなる日常を生きてはいませんか? ◎更に深い学びのために  ①キリスト者として「堕落してしまう」とは、どういうことでしょう?  ②あなたを『堕落』させるために悪魔がよく用いる作戦に気付いていますか? それはどのようなものですか?  ③「キリストにあって神と共に歩む私たち」にとって、どんなことが『人生の最大の喜び』であるべきですか? Outline of the sermon    “Who drop out of God’s blessings?”    (18/06/2023) [Hebrews 6:4~8] ◆What’s been said here?(Verses 4~6)   ・As we have learned, this letter was primarily written to Jewish Christians.  For them, Read more…

2023年6月4日 「成熟を目指して」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ     「成熟を目指して」     (04/06/2023) [へブル人への手紙 5章11~6章3節] ◆『乳』と『固い食物』(12~14節)   ・この手紙はユダヤ教からの改宗者に宛てて書かれているので、『霊的な幼子』というのは「聖書や神について  よく知らない人」という意味ではなく、むしろ「『信仰による救い』を十分に把握できず、改宗後も相変わらず『自分自身』に望みを置いてしまっている人」を指している。  ・ここで言う『乳』とは、「旧約聖書の中に証されている『メシヤ(キリスト)』を分かり易く解き明かしてもらうこと」であり、『固い食物』は「私たちを『キリストの花嫁』として整え、永遠の神の都へと招き入れる『御霊による新しい律法』」を指している。これには「キリストへの明け渡し」が必須であり、ユダヤ人にはとてつもないシフトだった。 ◆クリスチャンにとって『成熟』とは何なのか?(6章1節)   ・私たちも「努力して目標を達成する」という価値観が染みついているので、同様の『明け渡し』が必要である。   ・今日は洗礼式があるが、パウロはバプテスマに関してこう書いている。[ローマ6:3-4] キリスト者が『成熟』に向かうとは、「神に従って生きることが最善である」と心から納得し「日々十字架を負ってキリストに従うこと」である。キリストにある『死と復活(ピリピ3:7-11)』を体験し、「神にしかできないビジョン」を受け取って歩んで行こう! ✰今週のチャレンジ: あなたは「キリストにある成熟」を目指していますか? ◎更に深い学びのために  ①あなたは「自分は霊的に幼子だ」と感じますか? それはどうしてだと思いますか?  ②ここで言っている「乳」と「固い食物」とでは、どう違うのでしょう?  ③キリスト者として更に『成熟』へと向かうために、あなたが成すべきことは何だと思いますか? Outline of the sermon     “Let’s go on to Maturity!”    (04/06/2023) [Hebrews 5:11~6:3] ◆“Milk” and “Solid food”.(Verses12~14)   ・We should be aware that this letter was being written for Jew Christians.  Their mind was Read more…

2023年5月28日 「人となられた神の御子」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ 「人となられた神の御子」 (28/05/2023) [へブル人への手紙 5章1~10節] ◆大祭司の2つの資質   ①人々の心に寄り添いつつ神に仕える[1~2節]  ②神の選びによる[4節]   ・イエスの『祭司』としての立場も「神の選び」によっていた。[5節]   ・イエスは「神の御子」であられたのに、肉体をもって『人』となって私たちに寄り添った。 ◆苦しみによって『従順』を学ぶ(8~10節)   ・『神の御子』として元々完全に神に従順であり、全知全能でもあるイエスが、改めて「従順を学ぶ」ということがあり得るのか?今日は特に「神の子が肉体をもって『人』となられたこと」について更に考察してみよう。   ・イエスは敢えて「超自然的な力」に訴えなかった(「神の子としての力」を『逃避』のためには用いなかった)。[マタイ26:51-54] いわばイエスは「人として地上で神に従えばどのようになるか」を学ばれた。それは私たちがご自身に『従う者』となり、「永遠の救い」を受け取る者とされるため。この『従順』のゆえに御父は御子に栄光を与えられた。[ピリピ2:6-9] これは御父が私たちにも受け継がせたいこと。[ピリピ1:29]   ・『神の栄光』は試練の中で「神への従順」を貫く時に現される。「Why」ではなく「For What」と尋ねる者であろう! ✰今週のチャレンジ: 「イエスに従う」とは、どういうことでしょう? ◎更に深い学びのために  ①「大祭司の2つの資質」とは何でしょう? イエスはそれらをどのように現しておられましたか?  ②イエスは「ご自分に従う人々にとっての『永遠の救いの源』となるため」に、どのようなことをされましたか?  ③『神の栄光』はどんな状況で現されることが多いですか? またそのような体験があるなら分かち合いましょう。 Outline of the sermon   “Son of God became human.”  (28/05/2023) [Hebrews 5:1~10] ◆ 2 natures of high priest.   ①Act on behalf of men in relation to God. Read more…

2023年4月2日 「偉大な大祭司イエス」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ   「偉大な大祭司イエス」   (02/04/2023) [へブル人への手紙 4章14~16節] ◆私たちの弱さ (14~15節)   ・[14節]で「『信仰の告白』を堅く保とう」とあるが、どんな『信仰の告白』のことを言っているのだろうか?これが今日のポイント。   ・また[15節]では、「私たちの大祭司(イエス)は、私たちの『弱さ』に同情できない方ではない」と言っているが、本当だろうか? そもそも『私たちの弱さ』とは?   ・韓国歴史ドラマの「お忍びで民の現状を知ろうとする心優しい王」のように、主イエスは「本来『神の作品』としてずっと豊かな人生を送れるはずの私たちが、現状の『弱さ』に甘んじようとしていることに悔しさを覚える。 ◆何を「信じる」のか? (16節)   ・イエスは何故『偉大な大祭司』と呼ばれるのか?それは、一般の祭司のように「民から受け取ったいけにえを、単に民の代わりに屠る」のではなく、「自分自身を、民のためのいけにえとして、神の前に屠られた」から。   ・私たちの『信仰の告白』とは、この「驚くばかりの神の恵み」に対する『応答』である。パウロは、この信仰告白をローマ人への手紙の中で代弁してくれている。[ローマ8:32] この「恵みの御座」に大胆に近づいて行こう!✰今週のチャレンジ: あなたはどんな『信仰』で神に近づきますか? ◎更に深い学びのために  ①イエスは、私たちのどのような『弱さ』に対して、歯がゆく感じたり、同情なさったりするのでしょう?  ②一般の祭司たちの職務と、イエスが『偉大な大祭司』としてなさったこととは、どのように違いますか?  ③この「神の恵みのわざ」に対してふさわしい私たちの『信仰の告白』とは、具体的にどのようにすることですか? Outline of the sermon    “Jesus, a great high priest.”   (02/04/2023) [Hebrews 4:14~16] ◆Our weaknesses. (Verses14~15)   ・What kind of “confession”(verse14) should we hold?  This is the main point today.  And also Read more…

2023年3月19日 「みことばと信仰」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ     「みことば と 信仰」     (19/03/2023) [へブル人への手紙 4章1~13節] ◆神の安息 (1~3節前半)   ・ここでは聖書の歴史に基づいて、3つの側面から「神の与える安息」について述べられている。     ①天地創造における7日目の『安息』。これが安息日の起源になっている。     ②出エジプトの民が「約束の地カナン」に辿り着くことによって得た『安息』。     ③福音を信じる者が「神との平和」の中に招き入れられたことによる、永遠の『安息』。   ・この手紙の著者は、この3つの『安息』はどれも「神のことばを堅く信じること」に深く関連があると言っている。 ◆みことばへの応答 (11~13節)   ・『神のことば』はいつでも「あやふや」ではなく「断言」。それ故聞く者たちは「決断・選択」を迫られる。そこに現れるのは私たちの「信仰による従順」、または「不信仰による不従順」。別の言い方で言うなら、「『神のことば』には力があり、人がそれを信じようと信じまいと『神が語られたこと』は成就する。しかし『神の祝福の約束』は、それを『信じている人』にしか成就しない」ということ。だからこそ著者は重ねて私たちを招く。[7節]   ・神は全てをご存知で、しかも善意に満ちておられる。この方の語りかけに応じないことは愚かこの上ない! ✰今週のチャレンジ: 「神のことばに従う」という確固たる決意を持っていますか? ◎更に深い学びのために  ①今日の箇所には、どのような「神の3つの安息」について述べられていますか?確認してみましょう。  ②これら3つの『神の安息』の共通点は何ですか? またそれはあなたの人生にも成就していますか?  ③「みことばに従ったゆえの祝福」「御声に対して頑なになってしまった失敗談」などがあれば分かち合いましょう。 Outline of the sermon    “Word of God and our faith.”   (19/03/2023) [Hebrews 4:1~13] ◆God’s rest. (Verses 1~3a)   ・The author of this letter talks about 3 historical Read more…

2023年3月12日 「『信仰による従順』への招き」

礼拝全体の様子をYouTubeで観る 説教あらすじ     「『信仰による従順』への招き」     (12/03/2023) [へブル人への手紙 3章7~19節] ◆「出エジプトの民」の不信仰   ・再び旧約聖書(詩篇)の引用から始まっている。この内容は『出エジプト』の出来事に基づいている。神の数々の奇跡によってエジプトから脱出させられた「イスラエルの民」であったが、『約束の地』へ行く道中でも何度も不信仰に陥り、神に対して不満を漏らした。極めつけは『約束の地』を目前にし、先住民が大きくて強そうなのを知って「なぜ神は私たちをこの荒野で死なせようとするのか!」と神を侮り、神の怒りを買った。[19節] ◆神が求めておられるもの (12~14節)   ・神は昔も今も「無理難題」を私たちに要求しているわけではない。ただ単純に『神の力・愛・誠実さ』に信頼することを願っておられる。「この世の目に見えるもの」に信頼させようとする悪魔の誘惑を振り払って、互いに励まし合い、共に神の許にとどまることを求めておられるのだ。   ・いつでも思い起こすべきなのは、十字架上で「はっきりと現された『神の愛』(ヨハネ3:16)」。それは「私たちが滅びることなく『永遠のいのち(神との関係)』を持つための『驚くべき代償』。『神との関係』は「結婚関係」に似ている。疑いを乗り越えさせるのは『コミットメント(献身)』。神からの「信仰と従順」への招きに誠実に応答して行こう! ✰今週のチャレンジ: あなたは神への信仰に『献身』していますか? ◎更に深い学びのために  ①「出エジプト」の折、また「約束の地への道中」で、神がなさった『力あるわざ』の数々を思い起こしてみましょう。  ②これほどの「奇跡」と「神のご介入」を体験したイスラエルの民が、どうして不信仰に陥ってしまったのでしょう?  ③「イスラエルの民」を反面教師として、神からの『信仰の従順への招き』に、どう応答して行けば良いでしょう? Outline of the sermon  “Commitment to faith in God.” (12/03/2023) [Hebrews 3:7~19] ◆Unbelief of Israelites.   ・This quote from Psalm is based on the story of Israelites failed to inherit “Promised Land”.  They failed    Read more…