(9) どうしても必要なことはわずかです。いや、1つだけです。

私たちの住むこのクライストチャーチで、そして我が愛する祖国日本で、相次いで大震災が起こった。正直言って今でも、ぬぐいきれない不安と、大きな心の負担を背負いながら日々を送っている。ただ、そんな中で、神様から大切なレッスンをいただいた気がする。 水道・電気・電話が使えず、多くの店が閉じている中、非常にシンプルな生活を余儀なくされた。目に見えるものがことごとくくずれさった後、そこに残されているのは、ただ途方に暮れている人々であった。同じ災害に遭った者同士、提供できるものはほとんどないが、ただ一緒にいてあげることだけはできた。話を聞いてあげることはできた。昨日まで『私事』にかかりきりであった時間を、今は他の人々とたっぷり共有することができる。そして改めて悟った。「大切なのは、イベントや能率性ではなく『人』なのだ」と。 震災後4週間が経ったが、我が家の水道と電話は未だに復旧していない。けれども多くの友人・知人たちが「シャワーしにおいで」「洗濯してあげるよ」「今夜の夕食はぜひ我が家で」と声をかけてくださる。その度に「私たちは本当に『愛し合うため』に生まれてきたんだなぁ」と思い知らされる。「自分1人で生きていける」と思いがちな私たちにとって何と大切な教訓であろう。 起こってしまったことはどうしようもない。失われてしまったものをいつまでも悔やんでいたら、今目の前に与えられている大切なものをも見失ってしまう。「何よりも『人』が大切」このことをしっかりと胸に刻んで、1日1日を生き抜いていこう。

(8) 指導がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る。

あなたが野球の試合に参加していて、今 2塁ランナーだとします。次のバッターがヒットを打ちました。3塁に進めることは間違いありませんが、ホームへ突っ込むべきかどうかは判断に迷います。打球の行方を目で追っていたら、走るスピードが落ちてしまいます。一体どうすれば良いのでしょう? 心配するには及びません。あなたが向かっている 3塁ベースには『サードコーチ』が立っています。彼は打球の飛んだ方向や位置、あなたの走力や外野手の肩の強さなど、すべてを把握して的確に判断し、あなたのために最善のアドバイスを送ってくれるのです。 私たちの人生にも、同様なことがしばしば起こります。「右に行くべきか、いや、左に行こうか」「進むべきか、それとも止まるべきか」…。こんな時に「サードコーチ」のような存在がいたら、どんなに心強いことでしょう。 実は、そんな方がいるんです !すべての状況をいつも正しく把握し、私たち 1人 1人の性格や好みをも知り尽くし、しかも私たちの幸せをいつも願っておられる方…それが、聖書が示している「この天地万物をお造りになられた神」なのです。彼は、ご自身に信頼する者に、時には「聖書のことば」を通して、時には「祈り」の中で、その心に語りかけ、道を示してくださいます。

3月6日からの臨時礼拝場所について

View Larger Map クライストチャーチJCFでは、従来使用していた『サウスシティ・クリスチャンセンター』の教会堂が地震ダメージのため当分使用できそうにないということで、今週末から同クリスチャンセンターで運営している『ヒルビュー・クリスチャンスクール』のスタッフルームをお借りして、午後2時より聖日礼拝を行う予定にしています。 足がない方、場所がよくわからない方は、ご遠慮なく渋沢までご連絡ください。なお、連絡はまだ電話が使えませんので携帯電話へお願いします。(027-6789-766)つながらない場合はメッセージを残していただければあとからご連絡します。 アップデート: 現在は電話もインターネットも回復しておりますので、トップページ下部に記載の連絡先にご連絡ください。(2011年5月5日) http://www.hillview.school.nz/map/

渋沢牧師のクライストチャーチ地震後最新アップデート(3月4日)

皆さんのお祈りや励ましのメールありがとうございます。大地震から1週間が経ち、80%以上の家庭で電気が復旧しましたが、まだ電話や水道は半分近くの家庭で使えません。壊れたビルの下敷きになっている人々はもはや絶望視されており、今後は遺体の回収作業が進むに連れ、ご遺族の方々による遺体の確認、また彼らの精神的支えとしてお仕えする機会が増えていくことと思います。現在病院には2人の日本人女性が入院しており、JCFのメンバーの助けを借りながら、毎日日本食その他の差し入れや、通訳のお手伝いをさせていただいています。来週中には日本への搬送が実現しそうということで、残る数日間精一杯彼らの心に寄り添っていこうと思っています。 JCFの活動としては、従来使用していた『サウスシティ・クリスチャンセンター』の教会堂が当分使用できそうにないということで、今週末から同クリスチャンセンターで運営している『ヒルビュー・クリスチャンスクール』のスタッフルームをお借りして、午後2時より聖日礼拝を行う予定にしています。また、メンバーの方々の中には、家に住めなくなってしまった方や、相変わらず電気も水道も復旧していない方々がいらっしゃるので、比較的に被害が少ないメンバーの方々が、進んで水や食料を提供したり、シャワーや食事のために自宅に招いたり、また知り合いで空き家を持っている方を紹介したりしています。 まだまだ1日に10回程度(うち2~3回はかなり大きな規模)の余震が続いており、人々の心も相当疲れています。どうぞ引き続き、ライフラインの復旧のため、また余震が収まり、人々の心に平安と癒しとが注がれるようにお祈りください。 2011年3月4日 クライストチャーチJCF牧師渋沢憲一 Photo by Martin Luff

クライストチャーチJCFの口座詳細

複数の教会・団体・個人の皆様からリクエストがありましたので、クライストチャーチJCFへ直接送金するために必要な銀行口座の詳細をお知らせいたします。以下のとおりです。 銀行名: Westpac 支店名: Canterbury Centre 所在地: Cnr Cashel/High Sts. Christchurch, New Zealand 口座番号: 03-1592-0430403-00 口座名: Japanese Christian Fellowship 加えて、受取人住所および電話番号が必要な場合は以下のとおりです。 Cnr Colombo St/Moorehouse Ave, 03 379-5497 なお、栃木県の「渋沢宣教師を支える会」でも現在クライストチャーチ地震後の特別献金の期間を設けて献金を募っておられます。こちらを通して送金していただく場合は日本国内での郵便振替になりますので海外電子送金の手数料がかかりません。領収書が発行されます。詳細はこちらになります。

クライストチャーチ地震後の日本からの献金支援について

クライストチャーチJCFのために祈ってくださっている日本在中の皆さまへ 現在、クライストチャーチJCFで牧師をされている渋沢先生ファミリーを送っている「渋沢宣教師を支える会」の峰町キリスト教会員(栃木県宇都宮市)の江連と申します。 私自身、数年前、クライストチャーチに留学していたことがあり、JCFは私のセカンドチャーチです。 現在、クライストチャーチJCF、渋沢宣教師の働き等のために期間を設けて献金を募っております。 みなさま、クライストチャーチ震災後、特に祈りにおぼえておられることと思います。献金をもって支援してくださる方がおられましたら、支える会の方で取りまとめ、クライストチャーチJCFへ送る予定でおりますので、よろしくお願いいたします。 集まった献金で必要な物資を送るか、そのまま献金として送るかは渋沢先生やJCFの方の必要に応じて判断して行きたいと思っています。 また、日本にいらっしゃる方で渋沢先生の働きに関するニュースレターを送って欲しい方がおられましたら支える会(江連)までご連絡ださい。 よろしくお願いいたします。 江連貴子 渋沢宣教師を支える会(代表:原田浩司) 〒321−0942 栃木県宇都宮市峰1丁目16−8 峰町キリスト教会内 HP:http://www.mccjapan.jp/mcc/home.html 郵便振替:00380-0-37229   渋沢宣教師を支える会 ※領収書を送付いたしますので、献金していただく際は通信欄にご住所を記入していただければと思います。よろしくお願いいたします。

最新アップデート(3月1日)

日本の皆さん、クライストチャーチのために引き続きお祈りいただきどうもありがとうございます。JCFメンバーともども心から感謝しております。今現在、励ましの言葉をいただいている方々に個別にお礼を書けずにいますが、失礼をお許しください。 27日の聖日はクライストチャーチを5つの地区に分け、近所の方同士で集まり、まだ電気や水道・下水の使えない家での集まりもありましたが、励ましあい、祈りと賛美の時を持ちました。 昨年90歳のお誕生日を迎えられたJCFの創始者の一人ベティ先生は、昨年日本での宣教生活から引退されティマル(クライスチャーチから南へ約2時間半弱)に落ち着かれたホワイト先生のお宅に避難されています。ご安心ください。

祈りの課題リスト(2月27日聖日)

1. 行方不明者の早期救出のため。 2. 遺族や負傷者の方々に深い慰めがあるように。 3. 人々の心に平安と癒しが与えられるように。 4. 一刻も早いライフラインの回復のため。 5. JCFメンバーの間に互いのための思いやりや深い愛が育つように。 6. このような状況の中にあって神の大いなる栄光があらわされるように。 上は昨日26日土曜日に渋沢先生からいただいたリストです。現在JCFメンバーで読むことのできる方、日本の皆様も、どうぞよろしくお願いします。

渋沢牧師のクライストチャーチ地震後最新アップデート(2月25日午後8時)

残念ながらまだ救出されていない方々がいらっしゃいますが、今は救出されて病院に保護されている方々の心のケアに専念しています。 JCFのメンバーの方々も住まいに何らかの被害をうけた方々がいらっしゃいます。 余震もまだ続いている状況ですが、一日も早いライフラインの復旧と人々の心の癒しのためにお祈りください。 2011年2月25日金曜日NZ時間午後8時 JCF牧師渋沢憲一 (携帯電話にて声のアップデート) 渋沢先生は、毎日地震ダメージが大きい立ち入り禁止区間の中にあるご自宅からクライストチャーチ公立病院に通い、日本人被災者の通訳やカウンセリングのボランティアをしておられます。帰宅されても電気、水道や下水が使えない状態です。以前のバヌアツ共和国の文明から程遠い離島での宣教生活で鍛えられているせいか、不便な生活はへっちゃらで、常に明るく前向きに活動されています。先生の安全とご健康のためにもお祈りください。 JCFのみなさんへ 2月27日の日曜礼拝は、会堂が使えないので数箇所地区を分けて近所の人同士が集まり交わりと祈りのときを持ちます。詳しくはしぶけんまで。(027-6789-766) Photo by greenfluoro

渋沢ファミリーの最新アップデート(2月24日午後2時20分)

みなさん、ご心配をかけてます。うちの家族はみんな守られています。うちの地区はかなり被害がひどく、道路は波打って、水道管の破裂でところどころ洪水状態ですが、家の方は壁、天井にひびが入ったくらいです。幸い教会のメンバーはみな無事のようです。 電気、水道はストップしていますが、庭の井戸水がでるので助かっています。そして前回の地震で買っておいたカセットガスコンロが役にたっています。 町の西側のほうは被害が少なく、東側はひどいです。 今回はお昼時だったこともあり、くずれたビルに埋まっている人たちがいるらしいので、その救出のためにも、また前回の地震からまもない地震で人々が怖がっているので、平安が与えられるようにお祈りください。 うちの方は電話もネットも使えませんが、今日は知り合いのところでこのメールをさせてもらいました。教会の方で北のほうに住んでいて、あまり被害のないおうちでシャワーをし、夕食を食べさせてもらいます。助けてくださる方がいるのがありがたい!! どんな状況でも家族が一緒にいられることが感謝です。こんなときでも感謝していきたいです。 どうぞお祈りに覚えてください。 渋沢 彩子