多くの日本人が知っているであろう英語表現に『ネバ―・ギブアップ』というのがありますよね?もちろん「決してあきらめない」という意味ですが、日本のことわざには『あきらめが肝心』というものもあります。一体どちらが正しい態度なのでしょうか?
私たち人間は『正義感』や「多くの人々の益」のために大志を抱いて行動する時もありますが、ひとりよがりで自己中心的な野望のために立ち上がる時もあります。一攫千金を狙って毎年ジャンボ宝くじを買い続けても当たらない時、確かに「あきらめが肝心」かもしれません。しかし困難に直面している人々の救済のため、また愛する家族の関係が危機に陥っている時などは『不屈の精神』をもって最後まで戦い続けるべきでしょう。
私が住んでいるニュージーランド・クライストチャーチは、10年前に大震災が起こり、町の中心街が壊滅しました。(その3週間後に『東北日本大震災』も起こったので、クライストチャーチ在住日本人としては精神的にダブルショックを受け、本当に辛い日々を送りました。この経験は恐らく一生忘れないと思います。) この大震災で何も無くなった町の中心地を更地にした後、気落ちしている住民を鼓舞しようと、市では「Restart Mall(再出発商店街)」と名付けた、貨物を入れるコンテナを利用した(みすぼらしい)ショッピングセンターを始めてくれました。見た目は全然カッコよくなかったのですが、これによって私たちの心は大きく励まされました。「格好悪くてもいい。私たちは震災なんかに負けてはいない。もう1度やり直せる!」 私たちの内にそのような希望が生まれたのです。
『正義』のため、『愛』のために立ち上がろうとする人々に、神は『希望』を与えてくださいます。この『希望』が大きな力になるのです。私たちが「自分勝手な目的」のためではなく、「神の目にかなった正しい心」で全力で前に進もうとする時、人生は何度でもやり直せるのです!
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