ある詩人が書きました。「2人の男が拘置所の中から鉄格子を通して外を眺めていた。1人は地面を眺めて絶望の溜め息を吐き、もう1人は星空を眺めてうっとりと溜め息をついた。」2人は全く同じ状況の中で、全く違った気持で過ごしていたのです。
私たちはしばしば自分の人生が思うように運ばないのを、自分が置かれた状況や生い立ちのせいにします。しかし実際に私たちの人生を大きく左右するのは、環境や持っている物ではなく、『心の態度』です。日々の生活の中で私たちが出会う出来事を私たちは選ぶことができません。しかし「その出来事をどう捉えるか」を選ぶことはできます。よく言われることですが、コップに半分くらい水が入っているのを見て、ある人は「もう半分しか残っていない…」と捉え、別の人は「まだ半分も残っている!」と捉えます。これが大きな分かれ目なのです。
では、一体どのようにしてこの『心の態度』を変えることができるのでしょう?それは、世界一ポジティブな方であり、私たちの心も体も造り出された方である『神』との交流を通してです。日本の古いことわざにも「朱に交われば赤くなる」という言葉があります。人はいつも見ているもの・触れているものに似てくるのです。神はあなたが「人生の敗者のように生きること」を望んではおられません。彼は今日も私たちに「強く雄々しくあれ」と励ましてくださるのです。ぜひ朝ごとに次のように神に祈ってみてください。
「神様、どうか私が出来事のポジティブな面にいつも目を向けることができるように、私を変えてください。」
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