聖書
(609) “もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われる。”
キリスト教の暦では、今週は『イースター(キリストの復活を記念する祭り)』の週なので、それにちなんだお話を少し。 『死』と言えば、誰にとっても「暗く否定的な気持ち」をかもし出す言葉ではないでしょうか?日本人にとっては『4』という数字は「シ」と発音するので『死』を連想させるため敬遠されますよね?実は私がクリスチャンになったきっかけも、この『死』また「キリストの復活」が大きな意味を持っているのです。 私は小学生時代に、何と4回も「身近な人の死」の経験をしました。祖父や担任の先生、そして6年生になったばかりの4月1日には親友をバスの事故で失いました。ですから私にとって『死』とは、遠い将来にやってくるものではなく、突然いつ襲って来るかも分からないリアリティを持っていたのです。この『死』というものは、善人にも悪人にも必ずやってくる「どうしても避けられないもの」であることが本当に恐ろしく、また憎らしい存在でもありました。 ところが、大学1年生の時に、あるクリスチャンの同級生から「歴史上唯一、この『死』を打ち破りよみがえられた方がいる」と聞いて、一体誰なのか、そして何故そんなことが起こったのかをどうしても知りたくなりました。そしてそれが『イエス・キリスト』であり、彼が『神の子』として地上で「罪のない人生」を送り、しかも「私たちの罪を身代わりに負って十字架で死なれ、3日目によみがえられた」ということを知ったのです。その上になんと、この唯一『死』を打ち破られてよみがえられたイエス・キリストを「自分自身の罪をも身代わりに負ってくださった方」として受け入れるなら、私も「死の向こう側の希望」を持って生きることができると聞き、その場でこの方を『私の救い主』として受け入れました。もう40年以上も前の事になりますが、今でもこの時のことを鮮明に覚えています。この日から私の人生観は大きく変わり、また変わることのない平安に満たされて生きるようになりました。そして私は大学卒業後教会で働き始め、30年以上「牧師・宣教師」として働いています。 同じことが、あなたの人生にも起こるのです!もしあなたがこの「死を打ち破りよみがえられた『イエス・キリスト』」を、あなたに「死の向こう側の希望を与える『救い主』」として信じるなら、あなたは救われ、死を恐れることなく、決して失われることのない平安を持って生きられるようになるのです!