(601) “すばらしいことばで、私の心は沸き立っている。”

 人は誰でも自分に語りかけられる言葉に少なからず影響を受けます。肯定的な言葉をかけられれば元気が出るし、否定的な言葉を投げかけられると気分は落ち込みます。『言葉』には想像以上の力があると思いませんか?   では、あなたは1日のうちで「誰の声」を最も頻繁に聞いていると思いますか?恐らくそれは例外なく『自分の声』でしょう。ではあなたは自分自身に日々どんな言葉を語りかけていますか?自分のことを度々ほめていますか?それともついけなしてしまうことが多いでしょうか?  『自画自賛』というと、どちらかというと「ちょっとずうずうしくて高慢な態度」という印象があるかもしれません。しかし「自分の良い所を見つけてをキチンと褒める」、また失敗してしまった時も、「大丈夫、失敗は誰にでもある。良い教訓を得たと思えばいい。次回はきっともっとうまく行く」というように自分に肯定的な言葉をかけていくことは、とても大切です。そして、自分に対してそのように肯定的な態度を表現できる人は、他の人に対しても優れた『励まし手』となって行くものです。  実際「私たちの心のささやき」というものは、その『概念だけ』が深層意識に残り、主語やその対象は残らないそうです。つまり「あんなヤツ大嫌いだ」とか「アイツのことは絶対に赦さない!」などと心でつぶやいた場合、自分の深層心理に残るのは「大嫌い」とか「赦さない」という概念だけで、結局それらは「自分自身に対する言葉」として残ってしまうのです。  「他の人からの言葉」は、私たちの力では変えることができません。でも「自分に語りかける言葉」は意識的に変えることができます。ぜひ1日を、自分の顔を鏡でじっと見つめながらこんな言葉を語りかけることで始めるようにしてみましょう。  「あなたは神様の作品。神様はあなたのことを誰よりも愛してる。そして私も自分のことを心から愛します!」