2024年6月2日 「『寄留者』として」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「『寄留者』として」    (02/06/2024) [へブル人への手紙 13章10~16節] ◆地上での時は短い(13~14節)  ・当時、ローマ帝国の支配下にあってもユダヤ教は保護されており、旧約聖書の時代と同じように神殿において『動物のいけにえ』が献げられていた。クリスチャンになったユダヤ人たちもそれを強制されていたが、「主イエスが既に『全ての罪のためのいけにえ』となってくださった」という信仰に立って、彼らはその要求を拒んだ。  ・ユダヤ人たちにとって『宿営』というのは、出エジプト時代のいわゆる『コンフォート・ゾーン』を意味した。現代の私たちにとって言うなら、「この世と調子を合わせた暮らし」、もしくは「教会の中だけで『クリスチャンらしく』すること」。それ故「宿営の外へ出る」とは、地上での短い期間を取り繕う生き方ではなく、『永遠の天の都』を見上げつつ、たとえ苦難に直面することになろうとも、『贖われた者』として大胆に生きること。 ◆動物よりも優れたいけにえ(15~16節)  ・私たちには『動物のいけにえ』ではない、別の『いけにえ』がある。それは、①賛美のいけにえ また ②善行のいけにえ。『いけにえ』は『犠牲』なのだから、決して「喜ばしいもの」ではない。周囲に理解されない時もあり、内面的戦いを強いられることもある。そんな中で賛美をし、人々に施すという『信仰の姿勢』を、神は喜ばれる。  ・私たちは、地上では『寄留者』。『寄留者』は旅先でお金を貯めたり、名声を求めたりはしない。この週も、やがて辿り着く『故郷』を想いながら、行く先々で「自分ができる最善」に全力を尽くしつつ進んで行こう! ◎更に深い学びのために  ①この手紙が書かれた時代のクリスチャンたちが直面していた「戦い」は、どのようなものでしたか?  ②手紙の著者が勧めている『いけにえ』はどのようなものですか? 自分の日常生活にあてはめてみましょう。  ③あなたにとって、「宿営の外へ出る」ということは、どのような行動を起こすことだと思いますか? Outline of the sermon   “Live as ‘Pilgrims’.”   (02/06/2024) [Hebrews 13:10~16] ◆Our time is short on the earth.(Verses 13~14)  ・Under colonization of Rome, Jews were still doing “animal sacrifice” at their temple.  Yet Jewish Read more…