説教あらすじ 「へブル人への手紙」 (29/01/2023)
◆「へブル人への手紙」の特徴
・今年は『へブル人への手紙』を学んで行く。この書は紀元1世紀に世界(特にヨーロッパ)に離散していた「主イエスや使徒たちと直接会ったことのないユダヤ人クリスチャン」を対象に書かれている。しばしば『神殿・聖所』に関する言及があるのは、これらの人たちが直接は『エルサレム神殿』を見たことがないことを示している。
・『へブル人への手紙』の1つの大きな主題は、『永遠の大祭司であるキリスト』である。彼の「神と人との唯一の仲介者」としての役割をを詳しく描写するために、旧約聖書が多く引用されている。
◆なぜ「へブル人への手紙」を学ぶのか?
①旧約聖書の背景がない私たち『異邦人クリスチャン』にとって、この書を学ぶことは「神の救いのご計画」を更に深く理解するためにとても有益だから。
②新約聖書(特にパウロ書簡)は、どちらかというと「救われた者に相応しい行いの規範」的な傾向が強い。しかし『へブル人への手紙』はむしろ、「そのような行いに至るための動機」を私たちの内側に生み出してくれる。
③旧約聖書の時代においてユダヤ人たちが「地上の全ての民族を祝福するために選ばれた者」であったように現代において私たちも「全世界の人々を祝福するために神がお選びになった存在」だということを確認できる。
✰今週のチャレンジ: 神の祝福を運ぶ『選ばれた存在』という自覚を持っていますか?
◎更に深い学びのために
①『へブル人への手紙』を通読したことがありますか? この書に対するあなたの印象はどのようなものですか?
②『へブル人への手紙』の主題は何ですか? また、この書には何故旧約聖書が多く引用されているのでしょう?
③『へブル人への手紙』を学ぶことにどんな益がありますか? また、あなたはどんな期待感を持っていますか?
Outline of the sermon “The book of Hebrews.” (29/01/2023)
◆Some characteristics of “Book of Hebrews”.
・This year we are going to read together “Book of Hebrews”. It is written for “Jewish Christians who live
outside of Israel”. The author tried to describe, “Jesus, the eternal priest”, by referring Old Testament.
◆What is good to learn “Book of Hebrews” for us?
①As “gentile Christians”, studying about “Good News” with Old Testament background is a big benefit.
②Most of New Testament (especially Paul’s letters) give us an impression of “Instruction for believers”.
Whereas “Book of Hebrews” draws us near to God and pours us spiritual strength.
③Through reading “Book of Hebrews” we can recognize ourselves as “God’s chosen people” just as God chose
Israelites to be a blessing for whole world.
・So let’s learn “Book of Hebrews” so that we may experience “the fullness of God’s plan” for each one of us!
✰Challenge for this week: Do you really know that you are “chosen by God”?
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