聖書
(454) “死と生は舌に支配される。”
日本のことわざにも「口はわざわいの元」と言われますが、私たちが肯定的な言葉を日々口にするか、または否定的なことばかり言っているかは、私たちの人生を大きく左右します。「どうせ私なんか…」とか、「そんなの無理~!」という言葉を連発しているなら、できるはずのこともできなくなっていき、将来の可能性をドンドン狭めていくことになるのです。 日頃どんな言葉を口にしているかは、もはや私たちが無意識に行う『癖』のようになっており、否定的・消極的な態度を改善していくには、外側からの助けが必要です。そして私たちにとっての「最強・最善の助け」とは、全能の創造主なる神であり、また彼の口から出た『聖書のことば』です。キリストの使徒パウロは、「私は私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです!」と宣言しました。彼の人生は試練の連続でしたが、むしろ彼はそれらの試練を体験することによって「自分の思いではなく『神のことば』に信頼する」という基本姿勢を確立して行ったのです。 私たちの人生を決定する要因は、「私たちの人生に起こる出来事」が20%、そして「それらの出来事にどう対処するか」が80%だそうです。そしてこの『どう対処するか』は、「私たちの心の態度」に起因しています。そして私たちの心の態度を形作るのが、「日々どのような言葉を発しているか」なのです。そのような意味でも「日々聖書の言葉に触れること」は、私たちの人生をより積極的・肯定的に引き上げて行く大きな力となるのです。