聖書
(436) “隠されていることは、私たちの神、主のものである。しかし現されたことは永遠に私たちと私たちの子孫のものであり、それは私たちがこのみ教えのすべてのことばを行うためである。”
「一体自分の身に今何が起こっているんだ?!」 そんな風に感じる経験をしたことはありませんか?「まだそんな経験はない」という方は、おめでとうございます。しかしそういう方もぜひ今後のために次のことを知っておいてください。 上記のようなショック状態に陥った時、まず最初に行うべき賢明なことは、「取り敢えず、分かっていることから手を付ける」ということです。この全世界・全宇宙を支配しておられる『全能の神』は、良いお方です。彼はあなたを愛し、常にあなたの最善を願っておられます。まずこのことを確認しましょう。このお方は、どこにでもいるような「気まぐれな存在」ではありません。「昨日は祝福し、今日は呪いをかける」というようなことはありません。彼は一貫して誠実な方です。ただ、1つ念頭に置いておくべきなのは、神は「私たちが知っておくべきこと」は知らせてくださいますが、「私たちが知る必要のないこと」は、敢えて隠しておかれる、ということです。それは神が私たちを愛しておられ、常に私たちの最善を願っておられるからです。例えば、神は『占い師』のように、むやみに私たちに将来の運勢を知らせたりはしません。むしろ、先のことは神様ご自身に委ね、信頼し、今自分にできる最善を尽くすように望んでおられるのです。 私たちが『隠されていること』を知ろうとするのは、大抵単なる好奇心からか、もしくはそれを事前に知って自分なりの対処をするためでしょう。しかし多くの場合私たちは、その占いの内容に思いを支配されて、かえって不安にさいなまれてしまうものです。神は私たちに、「将来のことはわたしに委ねて、もっと伸び伸びと思い切って前進しなさい!」と勧めておられるのです。むしろ『現されていること』(聖書にある神の約束や命令)に思いを向け、その勧めに従って歩み、この地上において神が私たち1人1人のために用意しておられるご自身の祝福を味わって生きて行く姿を、神は見たいと願っておられるのです。