聖書
(425) “しかし、成長させたのは神です。”
私たちは当たり前のように、種を蒔くと芽が出て成長して行くことを期待しますが、これって結構スゴイことですよね?あんなに小さな粒がやがて美味しい実を実らせる木に成長することもあるなんて、つくづく神様のみわざって素晴らしいなぁと感動させられます。 さて、私たち人間も、誕生してからは常に『成長』をし続けているわけですが、単なる「肉体的成長」だけでなく、「精神的・霊的(神との関係における)成長」も人生には欠かせない要素です。そして神様は私たちが「精神的・霊的」に健康に成長するために、いくつかのヒントを与えてくれています。 まずは『正しい環境』です。聞いたところによると、ある種の魚は入れられている水槽の大きさに応じて成長するそうです。小さな水槽に入れたままだと小さなままで、大洋に放してやると本来成長すべき大きさにまで成長するそうです。私たち人間も「正しい友人」と共に「正しい職場」で「正しい役割」を担っていくならば、本来神様が私たちを形造ってくださったフルサイズの人生を送ることができます。 次に『正しいフォーカス』です。現代は「競争社会」と言われますが、本来人間は「他と比べる事」によって成長するのではなく、「与えられた役割に没頭すること」によって、神が本来与えてくださっている才能を開花させることができるのです。 そして『変化への準備』。私たちは「成長」は求めますが「変化」を恐れます。必要な成長のために神様から送られる『変化』を避けることなく、神様は良いお方だと信じて敢えて適応して行く姿勢が求められます。 最後に『正しい期待感』。聖書は「人の内面的成長」のことを『実を結ぶ』と表現しています。そしてご存知のように、美味しい木の実がなるのには時間がかかります。「桃栗三年柿八年」。長い時間をじっくり待ち続けるためには「ワクワクしながら楽しみにしていること」が欠かせません。 まだ2021年は始まったばかり。これらのことを心に留めながら、神様が私たち1人1人のために抱いてくださっている『フルサイズへの自分』へと成長し続けて行きましょう!