聖書
(380) “あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。”
今や世界は『新型コロナウイルス』の話題で持ち切りです。相手が「目に見えない敵」であり、「最悪の場合は『死』をももたらす」ということが1つの大きな要因ではないでしょうか?確かにこのような現象を『恐れる』ことは理解できます。しかし『恐れ』は何の解決にもなりません。「注意深く予防すること」は助けになるでしょうが、それで『恐れ』を自分の心から完全に締め出すことはできませんよね?ではどうすればこの『恐れ』から逃れることができるのでしょう? 聖書は「この全世界・全宇宙をお造りになった『創造主である神』が、今日もこの世界すべてを支配なさっている」と教えています。そしてもし私たちが心からこの神に信頼して歩むなら、私たちは決して「この世のあらゆる恐れや思い煩い」に打ちのめされることはない、と約束しています。 これは「クリスチャンは決してコロナウイルスに感染しない」という意味ではないかもしれません。しかし少なくとも「いらぬ恐れに煩わされることはない」という意味です。何故なら神は私たちを「コロナウイルスから守ること」もおできになるし、「コロナウイルス感染症状を癒すこと」もおできになり、仮に癒されずに死に至ったとしても「死後のよみがえりのいのち」をも約束しておられるからです。 実は最近中国に住むあるクリスチャンによる驚くべきネット上の投稿を見ました。投稿者は、コロナウイルス発症源である武漢州の近くに住むキリスト教の宣教師で、コロナウイルスの騒ぎが起こった当初から、自分が働いている地域の人々がウイルスから守られるように、教会の仲間たちと共に熱心に祈っていました。ところがまもなくその教会のメンバーが1人また1人とウイルスに感染し始めたそうなのです。彼は「神様何故ですか?何故私たちをウイルスから守ってくださらないのですか?」と神に叫びましたが、神は沈黙されていたそうです。ところが最近、仲間たちが治療を受けていた病院から、「これらの感染者たちが回復しつつあり、その体から『ウイルスに打ち勝つためのワクチン』を採取できる可能性がある」との連絡が入ったというのです。何ということでしょう!神は単に「人々を感染から守る」だけでなく、「敢えて感染させることを通して、解決の道さえも与えること」がおできになるのです! この世界で「真に恐れるべきお方」は、たった1人だけです。それは全知全能の創造主なる神です。もしこの方を心から恐れ敬って生きるなら、他の何者をも恐れることはないのです。