聖書
(383) “あなたこそ、私の内臓を造り、母の胎の内で私を組み立てられた方です。”
「自分で自分のことをどう思っているか」を英語では『セルフイメージ』と呼びます。ある方は「自分で自分のことをどう思おうと、私の勝手でしょ?」とおっしゃるかもしれませんが、実はこの『セルフイメージ』は私たちの生き方に想像以上に大きな影響をもたらすのです。 ある心理学者は次のように言っています。「あなたの人生に起こる出来事は、あなたが自分に関して信じていることの結果として起こるのです。人間は『自分にはそれを受ける価値がある』と信じていること以上のものを自分の人生に招き寄せることができないものなのです。」 この心理学者が言っていることを言い換えるならば、私たちが人々とどのような関係を築いていくかは、「自分のことをどう思っているか」に大きく関係している、というわけです。自分のことを低く見積もっている人たち(多くの人々にはこの傾向があるようです)は、自分よりも他の人々の方が立派であると考えるため、自分のために時間を使うことをためらいます。これが高じると、自分自身というものを見出すために、いつでも「他の人が自分のことをどう思っているか」に頼るようになってしまい『真の自分』を見失うことになってしまうのです。 天地創造の神は、あなたを「神の栄光あるご性質の1面を反映するための特別な存在」として創造なさいました。そんなあなたが「あ~ぁ、自分はあの人のようであったら良かったのに…」などと言う時、それは神の心をひどく痛めることになるのです。私たち1人1人は「他の誰かの真似をするため」に生まれてきたのではなく、むしろ「他の誰と同じでもない『神による傑作品』」として、神の豊かなご性質を地上で表現するために生まれてきたのです。この神のご計画のゆえに、私たちは決して『自分らしく生きること』を恐れたり、恥ずかしく思ったりする必要はありません。何故なら神はあなたを、実に精密で複雑な、驚くほどユニークな特徴をもった存在としてこの世に送り出したのですから。 「神の綿密な計画によって生み出された、ユニークで特別な存在」、この『セルフイメージ』をしっかりと胸に抱いて日々を生きて行きましょう!