聖書
(347) “だれでもこの子供のように自分を低くする人が、天の御国で1番偉いのです。”
今週も「子供らしさから学ぶ内容」です。 ある時弟子たちがイエスに尋ねました。「先生、天の御国では一体だれが1番偉いのですか?」彼らの関心は、自分たち弟子たちの間で誰が最もイエスの評価を受けているかを知ることでした。これに対してイエスは、側にいた幼子を1人呼び寄せて上記のことばを言われたわけです。 一体イエス・キリストの目には『子供らしさ』がどのように映っていたのでしょう?それは恐らく次のような点であったと思われます。 ①『今』に夢中になれる ・子供たちの『創造性』には本当に驚かされます。私たち大人はつい「流行のおもちゃ」を買い与えようとしますが、彼らはその辺に転がっているガラクタでも様々な遊び方を『発明(?)』します。そして彼らの辞書には「ほどほど」という文字はありません。彼らは「トコトン・思い切り」遊ぶのです。たとえ周囲の大人が「あんなくだらないことをやっている」と蔑んだとしても、彼らは少しも気に留めたりしないのです。 ②すぐに仲直りできる ・幼い子供でも喧嘩や仲違いをしますが、同時に直ぐに仲直りもします。「ついさっき喧嘩していたと思ったら、もう一緒に仲良く遊んでいる!」とこちらが驚かされます。彼らはいつまでも相手を恨み続けたり、相手に迷惑をかけてしまったことをいじいじと悩み続けたりはしないのです。 ③親に対する無条件の信頼 ・幼子の親に対する信頼は絶対的です。「お父さんの言うことはいつでも正しい。お母さんはいつでも1番良い物をくれる」彼らはそう信じきって疑いません。そして私たちの天の父なる神は、私たちのそのような信仰を喜んでくださるのです。 最近はそのような信頼を裏切るような親が増えてきているようで、本当に心が痛みます。幼子の心が壊されかけていることを、神様は何よりも悲しんでおられるのではないでしょうか?