聖書
(223) “人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。”
「自分はそのように生まれついてしまったのだから、仕方がない」という言い方で、自分の欠点の言い訳をしたり、人生をあきらめてしまったりしている人がいます。しかし本当にそのように決め付けてしまって良いのでしょうか? ある調査結果によると、『一卵性双生児』が何らかの理由で生まれてすぐに別々の環境に育てられた場合でも、性格や好み、また知的レベルなどの約70パーセントは、非常に酷似して成長していくそうです。DNAの伝達機能と言うのは確かにあなどれません。しかし、人間は動物とは違い、そこまで単純に造られてはいません。私たちは生まれつきそれぞれに「自由意志」「理性」が与えられており、自分の人生を自分の「決断・選択」によって切り拓いていくことができるのです。 聖書は「誰でもキリストのうちにあるならば、その人は『新しく造られた者』です」と言っています。私たちがイエス・キリストを通して『創造主である神』との関係において「新しく生まれる」ならば、私たちは真の意味での『人生の意義』を見い出し、全く新しい(正しい)人生観によって雄々しく歩み出すことができるのです。「そのように生まれついている」という言葉を、『事がうまく運ばない言い訳』としてではなく、『神と共に歩む実りある人生』の秘訣として用いることができるようになるのです!