聖書
(222) “子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。”
思春期のお子さんを持っておられる方はいらっしゃるでしょうか?私たち夫婦には3人の子供たちがいますが、今は上から26歳・24歳・22歳になりました。まあ「子育ての峠は越えた」と言うべきですかね。父親の私としては「やっと手が離れてくれた」という気持ですが、妻(彼らの母親)にとっては「(特に1番下の子に対しては)いつまでも子供のままでいて欲しかった!」というのが正直な気持のようです。 逆に子供の立場に立つならば、十代のある頃に「私はもう子供じゃない!」と強く感じる時期があります。この時期を『思春期』と呼ぶのでしょう。それまでと同様に親が何でもかんでも干渉しようとすると、「ウザい!」と感じるわけです。ですから、1番上のお子さんがこの時期に差し掛かってあなたに「いちいち指図しないで!」と怒鳴ったとしても慌てないで下さい。お子さんは極めて正常な成長を遂げています。 それでは、このような『思春期の子育て』をどう乗り切れば良いのでしょう?ある方は「ウチの子はまだまだ小学生だから心配には及ばない」と考えるかもしれませんが、それは大きな間違いです。何故なら、正しい『思春期の子育て』は、そこに至るまでの子育てを土台としているからです。すなわち、子供が親の権威に素直に従っているうちに『適切な賞罰』によって正しい価値観を子供の心にしっかりと植えつけておくことによって、子供たちが思春期に差し掛かってきたときに、上手に少しずつ「たずなを緩めて」あげることができるからです。 あまり早く「たずなを緩め」すぎ『放任』すると、愚かでわがままな大人に成長することがあります。かと言って「たずなを緩める」のが遅すぎると、反抗的、またはかえって依存心の強い人間になってしまうかもしれません。この部分で非常に慎重になる必要があります。知恵が必要です。 聖書は『子育て』や『夫婦関係』などに関して、私たちに多くの優れた『知恵』を提供しています。我が家の子供たちも、彼らがまだ幼い頃から「一緒に聖書を学んできた」ことが大いに役立って、皆なかなか頼もしい成人へと成長してくれました。次世代を担う立派な大人たちを育成するために、皆さんにも「お子さんと共に聖書を学ぶこと」を強くお勧めします!