聖書
(95) “落ち着いた生活をすることを志し、自分の仕事に身を入れなさい。”
『三角関係』というと、つい「恋愛関係のいざこざ」を思い描きがちですが、そればかりとは限りません。2人の人がもめているところに、その解決を助けようともう1人が加わるとき、要らぬ『三角関係』を巻き起こすこともよくあります。「自分は善意で関わろうとしたのに、どうしてこんな目に会わなきゃならないの?!」そう言いたくなるのも分かりますが、たとえそれが善意であっても、正しい理解と知恵に基づいていなければ、必ずしも結果が良くなるとは限りません。今日は「もめている2人を助けるための、2つのルール」を下記に述べたいと思います。 ①「神の導きを確信しているのでない限り、口を出さない」 ・英語のことわざに「自分の名前がついているのでない限り、わざわざ拾い上げるな!」というものがあります。日本語にも「小さな親切・大きなお世話」というのがありますよね。たとえそれが善意から出ていたとしても、あなたが必要とされていない問題に首をつっこむことは正しくありません。そういう時はむしろ、「自分に与えられている分をしっかりとこなす」ことに専念しているべきです。もめている当人たちが第3者に求めることは『解決』ではなく、「自分の味方になってくれること」なのですから。 ②「もめている双方それぞれと、良い関係を保つ」 ・あなたに求められているのは『問題の解決』ではなく、それぞれの人を「祈り、支えてあげる存在」となることです。もめごとを解決する責任は、当人たちにあります。しかし、そのことで疲れ果てたり傷ついたりした時、彼らには「支え、慰めてくれる人」が必要です。大切なことは、やがてもめごとに決着がついた時、あなたが2人の友のどちらかを失うのではなく、双方どちらとの関係も更に深まるようになっていることです。