皆さんは飛行機に乗ったことがありますか?搭乗手続きの最初にはいつも『手荷物検査』という場所を通ることになります。そしてそこには「金属探知機」があって、そこを通るためにポケットなどに入れている金属類やアクセサリーなどをいったん全部外さなければなりません。さもなければ金属探知機が反応して危険を知らせるからです。もしナイフや銃などを隠し持ってでもいたなら、拘置所に連れて行かれることでしょう。
私たちの心の中にもそのような「危険を知らせる探知機」があります。それは『良心』です。そして私たちがイエス・キリストに人生を明け渡して生きるようになると、聖霊なるお方がその良心を清め、より敏感に私たちの人生を破壊しようとする悪に反応し、私たちを「悔い改め」と「聖い歩み」へと導いてくださいます。
残念ながら今の世の中には、この大切なセンサーである『良心』が鈍らされてしまっている人々もいます。何度も警告を受けたにもかかわらず、それらを無視して自分の欲を優先し続けた結果です。
皆さんの多くは「タイタニック号の悲劇」をご存知だと思います。「決して沈むことのない豪華客船」といううたい文句で出港したタイタニック号は、迫りくる危険のために周囲の船から多くの警告を受けながら、それらを無視し続けて、結局大きな氷山に衝突して沈没し、多くの命が失われました。
ニュージーランドの多くの住居では「不法侵入者防止のためのアラームシステム」が用いられています。家が留守になる時に、最後に家を出る人がアラームをセットするのです。帰宅した時には、通常ドアを開けてから30秒以内にアラームを解除しないと、けたたましいベルが鳴り響き、近所中から「何事が起ったのか?」と注目を浴びる羽目になります。
神が私たち1人1人に与えて下さっているアラームシステムである「心の中の良心」も同じように働きます。そして私たちはこの『良心の声』に対して3通りの反応から選ぶことができます。①スイッチを切っておく。②聞こえないふりをする。③その声に素直に従い、正しい対応をする。
さて、あなたはどれを選んで生きて行きますか?
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